こんにちはしーちゃんです。フロム鉄道でフィヨルドの村フロムに到着し、ここからは今回の旅の大きな目的の一つである「フロム村トレッキング」に出かけたいと思います。
まずはそのために、フロム駅前にあるインフォメーションセンターで地図をもらいました。
地図には、片面に1.5〜2時間ほどで回れるコースが5つと、裏面に4、5時間で回るコースが4つ、ノルウェー語と英語で紹介されていました。
今回のフロムの滞在は、明日のフィヨルドクルーズ船の出港時刻までの丸1日しかありません。ということで、短距離で見どころの多いコースを3つ歩くことにしました。
まず最初に歩いたのは「ブレッケの滝」を目指すコースです。
実は今夜の宿は「ブレッケ・ガルト・ホステル」。その名前からすれば、ブレッケの滝はすぐ近くだと思っていたのですが・・・思いの外苦戦することに(笑)
ちなみにブレッケ・ガルト・ホステルは、フロム駅から約10分ほどのところにあるホステルです。屋根裏のような小さなお部屋でバス・トイレは共同ですが、その分値段はお手頃。物価高のノルウェーにあって、なかなかリーズナブルに滞在できたお宿でした。
ホステルを出ると、すぐ近くで角の生えた牛がムシャムシャと大きな音を立てながら草を食んでいました。その音が本当に可愛くて、しばらく見入ってしまいました。
しばらくのんびりとした道を歩くと、ブレッケの滝を示す案内板が現れ、そこから登りのスタートです。
お散歩気分で登り始めたのですが、登っても登っても滝が見えてくる気配はありません。
時々振り返って高度を確かめるとこんな感じ。確実に登った分だけ高度が上がる達成感に元気をもらいながら、滝を目指します。
ややバテ気味でブレッケの滝に到着しました。
しかし滝の素晴らしさと、フロム港まで見渡せるこの絶景を見ると一瞬で疲れが吹き飛びました。
停泊している客船が、ここからもはっきり見えました。さっきまであの辺りにいたと思うと、かなり登ってきたのがわかります。
ここには休憩とおやつタイムで30分くらいいたので、フロム鉄道の上り下りの列車を見ることができました。
高台からフィヨルドとフロム鉄道を一緒に楽しむ。ここに来ないと見れない光景ですね。
登りは辛かったけど、下るのは楽しい。
すっかり体力も回復したので、ここからは2番目のコースの「フロム教会」を目指しました。
家の庭にサウナがある家や、真っ赤な可愛い家にノルウェーらしさを感じながら歩いていると、川の対岸に可愛い学校を発見。
川を渡って近くまで行ってみました。校舎には「FLAM SKULE」と書かれています。フロム学校といったところでしょうか。
まるで散歩のように景色を楽しみながら歩いていると、目の前にフロム教会が見えてきました。到着です。
フロム教会は1667年に建てられた歴史のある教会です。先日オスロの民俗博物館で見た木造教会スターヴビルケ(13世紀)に比べると新しいですが、現役でその土地に建つ教会の、また違った魅力がありました。
隣の集会所は、屋根に草が生えている可愛い屋根です。
帰りは来た道をそのまま引き返すルートですが、進行方向が変わると別の道を歩いているようで飽きませんね。帰りは滝から見えていた川沿いから滝を見上げながら歩きました。
そして嬉しいことに、フロム鉄道沿いの道を歩いている時に列車に遭遇。列車に向かって手を振ると、中のお客さんが振り返してくれました。
明日はフィヨルド沿いの道を歩く予定です。そちらのコースも楽しみ〜。
(おまけ)イギリスのピーターラビットの里ヒルトップのトレッキングで出会った牛との出来事を思い出しました(笑)