ニュージーランド編

ワイマング火山渓谷でハイキング 自然のままのいろんな地熱地帯の姿に出会えて大満足だった

ロトルア2日目は、ニュージーランドで1番新しい地熱地帯の「ワイマング火山渓谷」を訪れました。

ロトルアから行ける地熱地帯はいろいろありますが、ワイマング火山渓谷はハイキングをしながら、様々な地熱地帯の様子を見られるということで、世界のハイキング、トレッキングが大好きな私にとっては外せない場所なのです。

ワイマング火山渓谷のツアーの予約は、ネットでは最低2人以上の申し込みが必要で、一人でも2人分払う必要があったので諦めました。そこで昨日、ロトルアのインフォメーションセンター(i-site)のカウンターに行き、直接申し込みを行うことにしたのです。

ツアー料金は104ニュージーランドドル(約9,000円)。この料金には、ロトルアのインフォメーションセンターから現地までのバス料金と、ワイマング火山渓谷の入場料金が含まれていました。

当日朝の集合は09:15にインフォメーションセンター(i-site)前。時間通りに1台の小型バスがやってきました。

運転手は素敵な女性の方。バスはワイマング渓谷とワイオタプに行く人の相乗りで、帰りも同じバスが時間に合わせてピックに来るとのことでした。6人いる乗客は、私以外の皆さんはワイオタプに行くようでした。

バスは30分ほどかけて、まずはワイマングに向かいました。途中の車道の両側には何キロにも渡り、黄色い花が満開に咲き誇っていました。

また郊外に出ると羊や馬の群れがたくさんいて、これぞニュージーランドという風景にも出会うことができました。

09:45ごろにワイマング火山渓谷に到着。運転手の方がバスから降りて、一緒に受付を済ませてくれました。受付の方から簡単なガイダンスを受け、ここからは一人でハイキングコースを歩きます。(迷うことのない簡単なルートなのでご安心を)

運転手の方からは、「13時に迎えに来るので、遅くともbus stop3(1番遠いロトマハナ湖) 12:35発のシャトルバスで受付まで帰って来てね」と言われました。受付の建物の中にはカフェとおみやげ店があり、ハイキングの距離の短いbus stop 1や2から帰って来ても、お茶をしながら迎えのバスを待つことができそうでした。

さて、私が申し込んだのは「セルフガイド&ウォーク」のプランで、自分のペースで火山渓谷を歩くコースです。基本的にハイキングは片道だけで、帰りはシャトルバスに乗って受付まで戻ってきます。シャトルバスの乗車ポイントは3つあるので、それぞれの体力に合わせて距離を選べるようになっています。

ここに受付でもらった地図の端に載っていた全体の距離と、帰りのシャトルバスの時刻表を載せておきます。終点のロトマハナ湖まで歩いて5キロちょっとのようです。

3時間ほどで5キロほどのハイキングコース、山登りのようなアップダウンはなさそうなので、ゆっくり景色を楽しみながら終点まで歩くことができそうです。

さて前置きが長くなりましたが、いよいよハイキングのスタートです。まずは世界最大の温泉湖である「フライパン湖」。

湯気がもわもわ立ち上るフライパン湖も興味深かったのですが、フライパン湖から流れ出ている川底が緑色に変色していたり、下からシュポシュポ温泉水が湧き出ていたりして、見応えがありました。

次に向かったのがインフェルノ火山湖と呼ばれるミルキーブルーの湖。

なんとこの湖の水温は80度とかなりの熱湯。さっきのフライパン湖よりかなり高い水温です。実はフライパン湖と繋がっているということですが、水の色の変化がどのようにして起こるのか、謎が深まりますね。

この辺りまででもいくつもの見どころがあるので、歩くのが苦手な人はインフェルノ湖の近くにあるbus stop1から引き返しても、十分楽しめると感じました。

このあとも変化に富んだ道を歩く、楽しいハイキングコースがしばらく続きます。

次に現れたのは大理石テラス。

100度近い温泉水が堆積し、テラスのようになった場所です。遠くから見た後は、裏側に周り、近くでも鑑賞できました。

大理石テラスを過ぎると、地熱地帯のハイキングコースもいよいよ終盤へ。ふと気づくと辺り一面は湿地帯です。ここまでの大地の裂け目から噴出する蒸気や硫黄臭の景色から一変して、たくさんの鳥が泳ぐ桃源郷のような場所に辿り着きました。

桃源郷から終点のロトマハナ湖はすぐ。湖を一望できる場所に来ると、たくさんの黒鳥が湖面を泳いでいました。

ロトマハナ湖にはクルーズもあるようでしたが、これは時間がなく断念。しかし私にとってはここまでのハイキングがエキサイティングで魅力的に感じたので、もう大満足でした。

いよいよハイキングも終わり。bus stop3にはすでに何人かの方が帰りのバスを待っていました。

バスを待っている間、スケッチブックにペン走らせるニュージーランド人のおじさまと会話をし、あまりにも素敵な絵だったのでインスタをフォローさせてもらいました。すると後から分かったのは、いろんな雑誌にイラストを掲載されているセミプロの方でした。

シャトルバスで受付まで戻ると、ロトルアに戻るバスの運転手さんが待っていてくれたので、そのまま小型バスへ。ロトルアまでは30分弱、あっという間にインフォメーションセンターに到着しました。

この後は遅めのランチを食べて、レッドウッド・フォカレワレワ・フォレストに行くことにしましょう。

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