ニュージーランド編

オークランドから行く、デボンポートへのフェリー旅とマウントビクトリアへのお散歩登山

マウントイーデンを後にして、次はフェリーに乗ってデボンポートに行くことにしました。

フェリー乗り場の前にあるブリトマート駅前の広場には、大きなクリスマスツリーが飾られていました。

昨年はクリスマスをカンボジアのシェムリアップで迎えたことを思い出し、こんなふうに旅を続けられることにしばし感謝。

さて広場を抜けると、フェリーターミナルには美しい建物が。フェリービルディングと呼ばれるこの煉瓦造りの建物は、1909年に建てられたそうです。

この建物の裏側が、フェリー乗り場で、デボンポート行きは比較的便数も多いようです。改札は自動改札で、AT HOPカードで乗船できました。

ちなみに料金は、現金だとかなり割高で、AT HOPカードやクレジットカードなどのタッチ決済がお得でした。

私はここでさらに10ドル分のチャージをして、フェリーに乗船。

デボンポートまでのフェリーの乗船時間はたったの12分。でも海上からオークランドのビル群を見れて、ちょっとだけクルーズ気分を味わえました。

デボンポートの下船時にもカードをタッチ。これは駅の改札やバスのシステムと同じですね。

ところでデボンポートは島ではなく、オークランドとは地続き。車ならぐるっと回っていくところを、フェリーに乗ればショートカットできるというわけなのです。

フェリーターミナルから出ると、まっすぐ続くビクトリア通りがあります。ここはまさしくその名の通り、ビクトリア様式の建物が並んでいて、古き良き時代を偲ばせてくれました。

通りを進み向かうのは、マウントビクトリア。こちらも先程訪れたマウントイーデンと同じく死火山で、標高は87メートル。お散歩感覚で登れる低山なのです。

通りの裏手にマウントビクトリアへの入り口を見つけました。ここから山頂に向かいましょう。

人は少ないし、いろんな鳥の鳴き声が聞こえてきて、まさに癒されるという言葉がぴったりのお散歩登山レートです。

マウントビクトリアを登っていくと、眼下の海に浮かぶ綺麗な円錐型のランギトト島が見えてきました。

ランギトト島は固有種や絶滅危惧種が生息することで有名な島だそうです。今回日程が合わず断念しましたが、ハイキングルートもいくつかあるようなので、いつか行ってみたいですね。

さてマウントビクトリア山頂に到着しました。なぜかキノコ型の椅子があちこちにあるというシュールな光景がお出迎えしてくれました。

そしてランギトト島の反対側の海に目をやると、遠くにオークランドの中心部が綺麗に見えました。

今日は、機内から、マウントイーデンから、フェリーから、そしてここデボンポートのマウントビクトリアからと、様々な場所からオークランドのビル群を楽しむ1日となりました。

マウントビクトリアを下ると、時間はもう19時を過ぎていました。今日はこの辺りで夕食を食べようとお店を探しながら歩いていると、魚が美味しそうなFish & Tipsの店を発見しました。

ここはフライにするお魚を選ぶシステムのようで、写真から、見た目が鯛に近いSNAPPERを選ぶことにしました。

ただ残念なことに、ここはアルコールなしのお店のようで、コカコーラでがまん。

お店はカジュアルな感じです。店内で食べるお客さんはそれほど多くありませんでしたが、テイクアウトのお客さんがやってきてはFish & Tipsを買っていきます。どうやらこのお店は、地元民御用達の人気店のようでした。

そしていよいよ私のFish & Tipsも出来上がり、テーブルにドン!と大きな折り畳まれた紙が置かれました。そしてその紙の上には大きな魚と大量のポテトフライ。なかなかワイルドなサーブです(笑)

シンプルな一皿?でも一口食べるとお魚はふわふわで衣はサクサク、この店の人気の理由がわかりました。

ビールがあればもっと美味しいのに、と思いながら、大きなフライを完食。ポテトは残しましたが・・・少なくとも、というか、少ない経験の中で1番美味しいFish & Tipsでした。

お腹もいっぱいになったことだし、そろそろオークランド市街地に戻ることにしましょう。

またフェリーに乗りオークランドに帰ると、広場のクリスマスツリーが点灯され、さらに美しさを増していました。

明日は早起きして、この旅の大きな目的である映画ロードオブザリングのロケ地の「ホビット村」を訪ねます。

朝早いので、ホテルの部屋で食べる朝食用にとクリスピードーナツに寄ったところ、お会計の時、試食用のドーナツをひとつプレゼントしてくれました。

新宿に日本初のクリスピードーナツができた時、出来たてドーナツを試食用に配る太っ腹なサービスがあったことを思い出し、懐かしくなりました。

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