先週末はちょっとしたアニバーサリーで、星野リゾートの一つである「ロテルド比叡」に泊まりました。
「le hôtel de Hiei(ロテルド比叡)」の名前からもわかるように、フランス感漂うホテルです。
星野リゾートの良いところに、滞在中にさまざまなおもてなしのプランを楽しめるというのがありますが、ロテルド比叡さんにも心温まるプランが色々ありました。
今日はそんなロテルド比叡での宿泊の様子を紹介したいと思います。
ロテルド比叡の場所
比叡の名を冠したホテルですが、想像以上に比叡山延暦寺の近くにあります。比叡山山頂付近にある宿泊施設は、延暦寺内にある延暦寺会館(宿坊)と、このロテルド比叡だけになります。
比叡山延暦寺へ1日数本のシャトルバスが出ていますが、ホームページによると所要時間は15分、実際には10分ほどで延暦寺の駐車場に着きます。そこから根本中堂までは徒歩5分程度です。
ロテルド比叡へのアクセス
ロテルド比叡へは、もちろん自家用車でも行くことができますが、私は新幹線で京都入りしたので、無料送迎シャトルバスを利用しました。
シャトルバス乗り場は、JR京都駅八条口にあります。八条口前には、いくつかの自動車レーンと乘降車場がありますが、ホテルのシャトルバス乗り場は一番手前、駅寄りのレーンです。
他のホテルのシャトルバスもどんどん来るので、そこが正しい乗り場だとわかります。
京都駅からロテルド比叡まで所要時間は約45分です。
ちなみに冬季は運行休止ですが、京都駅から路線バスをつかって行くこともできます。
広々とした館内にたった29室
ロテルド比叡の客室はたったの29室です。
部屋の名前はすべてにフランスの地名がつけられ、廊下にはセンスの良い絵画があちこちに飾られています。
チェックイン時に行われる「近江ほうじ茶の発酵利き茶体験」
チェックインはフロントではなく、ソファーに座って行います。
その際に提供される「近江ほうじ茶の発酵利き茶体験」が、その後の館内での過ごし方にヒントを与えてくれます。
ほうじ茶はいわゆる一般的なほうじ茶だけではなく、発酵をさせた物もあります。
体験で頂くほうじ茶は3種類ですが、館内にはいくつものティースポットがあります。そこには多くのお茶がスタンバイしています。
それらのお茶を楽しむためにも、ほうじ茶のいろはを教わりましょう。
ソムリエによるワインティスティング講座
夕食前の夕方5時から30分間、無料て「ソムリエによるワインティスティング講座」が開催されます。
レストランで働くソムリエの方から、3種類のワインを飲み比べながら、色、香り、味の楽しみ方について教えてもらいます。
講座の内容は30分とは思えない濃いもので、今後のワインの楽しみ方に、大きなヒントを与えてもらいました。
いろんな場所でお茶と小菓子を楽しめる
日本のお茶の歴史は平安時代まで遡ります。最澄は遣唐使として唐を訪れ、お茶の種を持ち帰りました。それを比叡山の山麓に植えたことから、近江は日本茶発祥の地と言われています。
そんな近江にあるロテルド比叡には、いろんな場所でお茶と小菓子を楽しめます。デッキの前のラウンジやロビー、ライブラリーにもティースポットがありました。
小菓子も、ビスコッティやマカロン、クッキー、黒豆、ドライストロベリーなど、いくつも食べたくなるほど美味しいものでした。
またデッキ前のラウンジでは、夜になると無料でワインなどお酒を頂くこともできました。
延暦寺の国宝・根本中堂で朝のお勤めを体験
ロテルド比叡に泊まって一番感動したのが、延暦寺の国宝・根本中堂で行われる「朝のお勤め」に参加させていただけたことです。
本来なら開堂前の時間帯なので、ロテルド比叡に宿泊する人だけの特別な体験になります。
1300年灯り続ける「不滅の法灯」の前に座り朝のお勤めを体験しました。
とても心が清められる素晴らしい体験ができました。
またロテルド比叡では、延暦寺での朝のお勤めだけでなく、全国の日枝、日吉、山王神社の総本宮である国宝・日吉大社での特別参拝も体験できるプランもあります。
これら、朝のお勤めや日吉大社の特別参拝の様子は、後日詳しく書くことにしますね。