ワシントンD.C.の魅力は美術館・博物館だけではありません。歩いているだけでウキウキするような素敵な街並みもたくさんあるのです。
今日はワシントンD.C.の中にあって、ヨーロッパの雰囲気を持った街「ジョージタウン」をご紹介したいと思います。
ジョージタウンは、ワシントンD.C.ができる前は独立した都市だったそうです。どうりで周囲の町並みと少し趣が違うのですね。

ジョージタウンへの行き方
ジョージタウンに行くには、サーキュレーターがおススメです。
サーキュレーターとは
「サーキュレーターを制するものはワシントンD.C.観光を制する」といっても過言ではないくらい、とっても頼りになる乗り物です。
サーキュレーター(=循環)が表すように、サーキュレーターは同じところをぐるぐる回る循環バスです。
運賃は1回たったの1ドル。スマートリップカードで「ピッ」とするだけなので手頃で超簡単なのです。
おまけに2時間以内の地下鉄からの乗り継ぎなら50セント、路線バスやサーキュレーターからの乗り継ぎならただで乗れちゃうのです。(スマートリップカード利用の場合のみ)
ジョージタウンへは黄色ルート
サーキュレーターには6つのルートがありますが、ジョージタウンに行く際には黄色のルートを利用します。

黄色ルートを拡大するとこうなります。

青い印をつけたところの右が「ユニオンステーション」、左が「ジョージタウン」になります。
「バスは降りる場所がわからないから不安」という人は、運転手さんに「ジョージタウン?」と声をかけて近くにいれば、到着した時に教えてもらえます。しかしこの路線なら降りる場所は一目瞭然、間違えることは絶対ありません。
なぜなら
「大きな川が見えたら降りる」 これだけ覚えていれば大丈夫だからです。もしバス停を1つや2つ前後しても、全部ジョージタウン内です。
まぁ多くの人がジョージタウンを目指しているので、たくさんの人が降ります。間違えることはまずないでしょう。
サーキュレーター乗り場
サーキュレーターに乗るには、サーキュレーター専用の乗り場を探さなければなりません。路線バスと一緒の場所にあることもあれば、別の場所にあることもあります。
このマークの停留所を探しましょう。

おすすめはユニオンステーション前
ユニオンステーション付近には黄色、赤、青のサーキュレーターの停留所があります。下の図は停留所の場所です。
ジョージタウンに行くには、青い丸印をつけた停留所がおススメです。

ユニオンステーションを背にして右側に「国立郵便博物館」がありますが、その向こう側の道沿いに停留所があります。

停留所から国立郵便博物館を見るとこんな感じ

また「ユニオンステーション」以外にもサーキュレーターはいろんな地下鉄駅の近くを走ります。ただし駅前にバス停があるわけではないので、バスが走る通りを確認して停留所を探すのが良いと思います。
自信がない人は、わかりやすい「ユニオンステーション」からがおすすめです。
一つ手前のウォーターフロントパークで下車する方法も
ジョージタウンの中心部の一つ前のバス停が、「ジョージタウンウォーターフロントパーク」です。ポトマック川沿いのバス停です。ここで降りる人もたくさんいるので、すぐわかると思います。
ここで降りて「ジョージタウンウォーターフロントパーク」を少し散策するのもおすすめです。

対岸にあるレーガンナショナル空港に離着陸する飛行機を眺めながら、のんびりするのにはぴったりの場所です。


ウォーターフロントパークからジョージタウンのMストリートへは坂道を少し登りますが、その道沿いにも教会や素敵なお店が並んでいます。

坂の途中にチェサピーク・オハイオ運河がありますが、訪れた3月末の時期は水が流れておらず残念でした。

ジョージタウンはワシントン随一のショッピング街
ジョージタウンのMストリートとウィスコンシン・アベニューは、気軽な買い物から高級ブティックまでいろんなお店がひしめくショッピング天国なのです。

「Tory Burch」や「Kate Spade」「J Crew」「Brooks Brothers」「Camper」「Cos」などなど おしゃれなお店がたくさん並んでいます。
ここを検索すると、George town のブランド情報がわかります。

また素敵なカフェやレストランが多いのもジョージタウンの魅力です。グルメ情報はこちらから
大通りを外して歩くのもおすすめ
Mストリートとウィスコンシン・アベニューといった大通りのカラフルなお店も可愛いのですが、ショッピングストリートということて、人通りが多いのがたまにキズ。
落ち着いた可愛い家並みが好きという人は、ぜひもう1本坂の上の通り(プロスペクトストリート)を歩いてみてください。
こちらも色とりどりの可愛い住宅やお店が並んでいます。人通りも少ないので、のんびり街歩きをしたい人にはぴったりです。


エクソシストの階段やジョージタウン大学も徒歩圏内
ジョージタウンには、1970年代のオカルト映画ブームの火付け役とも言える名作「エクソシスト」の撮影に使われた階段があります。
実は私はオカルト映画が苦手。これまでの人生、幾たびのブームがやってきても、一度たりともオカルト映画を見たことがないのです。
そんな私なので、ちょっと感動薄めですが、こちらがエクソシストの階段になります。

行き方はこちら

Google Mapで、The Exorcist Steps (エクソシストの階段)を検索すると、階段の上側に出てきます。下から見上げるならピンクのルートで。
私は時間が無くて断念したのですが、ジョージタウン大学もすぐ近くにあります。
オールドストーンハウスで古き良きアメリカを偲ぼう
というタイトルを書きましたが、私が訪問した時は工事中でフェンスが張られていました。また裏側は工事のための資材がいっぱいで、残念!
18世紀の中頃に建てられた「オールドストーンハウス」は、普段なら中の見学もでき、当時の生活の様子もうかがえる内容になっているそうです。

そしてサーキュレーター イエローラインの乗り場は、このオールドストーンハウスの通りを挟んで真向かいになります。

ジョージタウン観光の最後の締めくくりは、ここで決まりですね。