ワシントンの玄関口、ワシントン・ダレス空港から市内までの行き方を案内します。
公共交通機関を使った場合、空港からシルバーラインエキスプレス+地下鉄か、路線バス(直通)に乗ることになります。
どちらを選択した方が良いのかは、荷物や目的地、乗車時刻を照らし合わせて決めることになると思います。
ここでは、バスの地下鉄の到着駅や時刻表、料金などについて解説していますので、参考にしていただければ幸いです。
公共交通機関で行くワシントン市内へのアクセス
公共交通機関を使っていくワシントン空港から市内へのアクセスは2通りあります。
・シルバーラインエキスプレス+地下鉄シルバーライン
空港から地下鉄「Wiehle-Reston East」駅までシャトルバスで行き、そこからは地下鉄のシルバーラインで市内の中心部に行きます
・路線バス(メトロバス5A)
路線バスですが、実際には市内中心部までの直通バスです
どちらの方法も、空港からはまずバスに乗ることになります。トータルの時間はどちらも同じくらいなので、目的地や荷物の量などを考慮しながら利用方法を選ぶのが良いと思います。
空港のバス乗り場の場所
それぞれの方法のバス乗り場の場所を案内したいと思います。
ワシントン空港はこじんまりとした空港なので、それぞれのバス乗り場共に非常にわかりやすいです。
シルバーラインエキスプレス
下の写真のターミナル案内図を見ていただいて、到着ロビーと同じフロアにある青いマルが、シルバーラインエキスプレスの乗り場になります。DOOR4からスロープを登ったところにチケット売り場があります。
路線バス(メトロバス5A)
到着ロビーの下のレベルにある緑のマルが、路線バス(メトロバス5A)の乗り場です。乗り場は2Eで道路を渡たところにあります。
シルバーラインエキスプレス(バス)+地下鉄シルバーライン
2014年に地下鉄シルバーラインが「Wiehle-Reston East」駅(赤色で囲んだ駅)まで延長開業して以来、この方法が多くの人がこのルートを使っているようです。
(いずれはシルバーラインが「ワシントン・ダレス空港」まで伸びる予定ということです。早くそうなると良いですね。)
シルバーラインエキスプレス(バス)の乗り方
ワシントン・ダレス空港から地下鉄「Wiehle-Reston East駅」まではシルバーラインエキスプレスというバスに乗ります。バスは15分から20分間隔で走っています。バスの乗車時間は15分ほどです。
空港の到着フロアにあるDOOR4から外に出ると、出口近くにシルバーラインエキスプレスのカウンターがあります。ここで料金を払ってバスに乗ります。
バスの料金は5ドルです。現金の他にクレジットカードの利用もできます。ただし「スマートリップ」というワシントン市内で使えるICカードは使えません。
*「Wiehle-Reston East駅」から空港行きのシルバーラインエキスプレス(バス)の料金も、降車時にワシントンダレス空港のカウンターで支払います。
「Wiehle-Reston East駅」で地下鉄シルバーラインに乗り換える
「Wiehle-Reston East」のバスの停留所は地下にあります。バスを降車後地上に出て、地下鉄「Wiehle-Reston East駅」へは少しだけ歩きます。バスを降りる人が全員地下鉄駅に向かうので迷うことはありません。
地下鉄「Wiehle-Reston East駅」からはシルバーラインに乗ります。地下鉄駅では目的地までのチケットまたは「スマートリップ」というICカードを買って乗車します。ワシントン市内中心部へは40分ぐらいかかります。バスと合わせると合計1時間くらいです。
スマートリップカードの買い方はこちらで詳しく解説しています。
路線バス(メトロバス5A)
5Aのメトロバスは、空港と地下鉄「Rosslyn駅」と「L’Enfant Plaza駅」を結ぶバスです。
下の図の赤いマルが「Rossiyn駅」、青いマルが「L’Enfant Plaza駅」です。
参考のために、スミソニアン博物館群の真ん中に有る「Smithonian(スミソニアン)駅」にピンクの下線を引きました。「L’Enfant Plaza駅」はすぐ隣の駅になります。
このバスは、直接ワシントン市内の中心部まで走っており、乗り換えも無いので便利です。しかし注意しなければならない点が2つあります。
おつりがないようにすること
いったん市内に入った後ならば、スマートリップカードを購入することで、あとは日本のICカードと同じように、バスでもICカードが利用できます。しかし空港ではスマートリップカードが買えないので、路線バスの乗車には、ちょうどのお金が必要になります。
料金は7.5ドルです。(2018年4月現在)
*全日空のホームページ(2017年7月31日現在)では、値上げ前の7ドルになっています。注意してください。
土日はバスの本数が減る
平日は30分ごとにあるバスが、土日は1時間ごとになります。
土日は、バスの時刻も利用の際には考慮した方が良いと思います。
バスの時刻表は次のようになります。(2018年4月現在)
*実際に利用に際には、最新の時刻表をご確認ください。
https://www.wmata.com/schedules/timetables/upload/5a_170625.pdf
平日の時刻表
土曜日の時刻表
日曜日の時刻表
これ以外の交通手段
タクシー
タクシーは一番便利だけど、一番高い移動手段ですね。荷物が多いときや友達との旅行のときは利用しますが、一人で利用することはあまりないです。ANAのホームページによると、片道60〜70ドルとなっています。チップが15〜20%と考えると、だいたい70〜85ドルくらい。日本円にすると1万円近くかかる場合もあるということですね。
スーパーシャトル
スーパーシャトルは、乗合タクシーがシステム化された乗り物です。料金が一律30ドルというのは嬉しいです。しかし同じ乗り合いバスの人の希望の場所まで付き合うことになるので、タクシーの早さというのは望めないようです。30ドル=3,000円ちょっと。ホテルまで運んでくれるのなら、荷物が多いときは便利かもしれません。