こんにちはしーちゃんです。今日は「桜島のバス観光」に便利なバス3つを徹底比較したいと思います。
「桜島のバス観光」と一言でいっても、バス会社によって特色は様々です。たとえば定期観光バスでガイドさんの案内を聞きながら回るツアーもあれば、自分たちの行きたいところをカスタマイズして回るものもあります。
自分にピッタリ合った桜島バス観光をするためにも、3つのバスの特徴を知り、最適なプランを選びましょう。
桜島をバスで回るなら3つの方法がある
桜島をバスで回るなら次の3つの方法があります。ざっくりですが比較すると
市営定期観光バス(鹿児島市交通局) 桜島自然遊覧
・鹿児島中央駅発 2,300円
所要時間 3時間40分
・桜島港発 2,100円
所要時間 2時間10分
JR九州バス
・市街桜島ぐるっと一周 4,110円
所要時間 6時間35分
・市街桜島よかとこ早回り 2,780円
所要時間 3時間55分
サクラジマアイランドビュー(周遊バス)
60分コース 湯平展望所 周遊バス 500円
(桜島市街バス、市電、フェリー、桜島島バス乗り放題 CUTE 1,200円がお得!)
それでは一つ一つのプランを詳しく見ていくことにしましょう。
市営定期観光バス
鹿児島市交通局が提供する「鹿児島市内定期観光バス」は「かごしま歴史探訪コース」と「桜島自然遊覧コース」があります。
ここでは「桜島自然遊覧コース」について詳しく見ていくことにします。
市営定期観光バスの特徴
・桜島を1周できる
・桜島港からも乗下車できる
・桜島観光に特化している(市街観光はほとんど入っていない)
・桜島下車観光 4ヶ所
・午前発・午後発のコースがある
・バスガイドさんのガイド付き
バスの出発時間は1日2便ありますので、次のようになります。
鹿児島中央駅
・午前8時55分発(桜島港9時40分発)→12時35分着
・午後1時40分発(桜島港14時30分発)→17時20分着
鹿児島市交通局ホームページより引用
桜島島内 バスから下車する観光地
・湯之平展望所
(標高373m 。桜島において一般の人が入れる最高地点から桜島を望む展望所)
・黒神埋没鳥居
(大正3年の大噴火により、3mの鳥居が上の1mを残して火山灰に埋もれている)
・旅の里
(土産物店の裏手から、現在活動を続ける昭和火口がよく見える)
・有村溶岩展望所
(大正溶岩原に作られた展望所。昭和火口の裏側の近くにあるため、鳴音や噴火に伴う爆発音が聞こえることもある)
の4カ所でそれぞれの場所での見学時間は10分〜15分です。
黒神埋没鳥居 (火山灰の威力を実感できます)
私のオススメポイント
桜島をたっぷり満喫したいならこのプランがおすすめです。黒神埋没鳥居も下車して観光できるので、火山灰に埋まった鳥居を目の前で見たり、記念撮影をすることができます。また桜島港から乗下車もできるので、桜島での宿泊や、鹿児島市街地に戻る前に桜島港近くでのんびりしたい方には便利だと思います。
ただし鹿児島市街地の観光はほとんどないので、市街地も観光バスを利用したい場合は、「*鹿児島歴史探訪コース」と合わせて利用すると良いでしょう。
*午前・午後でそれぞれのコースを利用する場合は、鹿児島中央駅で1時間ほど空き時間があるのでその間に昼食をとることができます。
*「鹿児島歴史探訪コース」の下車観光地は、維新ふるさと館、城山、南洲墓地、仙巌園です。
*両コースとも2,300円なので、2つのコースを利用した場合は合計4,600円になります。
鹿児島市交通局の市営定期バスの予約・詳細はこちらから
JR九州バス
JR九州バスが提供する「鹿児島定期観光バス」は 「さつま特産ぐるめぐりコース(土日祝限定運行)」と「鹿児島市街・桜島コース」があります。
ここでは「鹿児島市街・桜島コース」を取り上げます。また「鹿児島市街・桜島コース」には、「ぐるっと1周コース」と「よかとこ早回りコース」の2つがありますので、それぞれについて詳しく見ていくことにしましょう。
市街桜島ぐるっと1周コース
「市街桜島ぐるっと1周コース」の特徴
・市街も桜島もまとめて観光できる
・桜島を1周できる
・仙巌園(磯庭園)でランチを食べられる(別料金)
・鹿児島市内の乗車できるバス停が多い
・市街3ヶ所、桜島2ヶ所の下車観光
・バスガイドさんのガイド付き
バスの出発時間は、
鹿児島中央駅 8時50分→15時25分着
(その他乗車できるバス停は、鹿児島サンロイヤルホテル前、高見馬場、天文館、照国神社前があります)
「ぐるっと一周コース」はピンクのルートです。
JR九州ホームページより引用
バスから下車する観光地
鹿児島市街
・城山展望所
(城山山頂部に位置し、鹿児島市街地や桜島を一望できる)
・仙巌園(磯庭園)
(19代島津光久によって築かれた別邸。錦江湾や桜島を庭園の景観に取り入れた雄大な景色を眺めることができる)
・維新ふるさと館
(明治維新を中心に薩摩藩について楽しく学べる資料館)
桜島島内
・有村溶岩展望所
(大正溶岩原に作られた展望所。昭和火口の裏側の近くにあるため、鳴音や噴火に伴う爆発音が聞こえることもある)
・湯之平展望所
(標高373m 桜島において一般の人が入れる最高地点から桜島を望む展望所)
有村溶岩展望所 (以前行った時もここでちょうど噴火を見ることができました)
私のオススメポイント
1日かけて鹿児島市街と桜島を観光したいならこのプランがおすすめです。桜島を1周することもできるので、いろんな方角から桜島をたのしむこともできます。またずっと同じバスで観光できるので、気分的も楽に回ることができます。ただし黒神埋没鳥居など、いくつかの観光地は車窓からの見学のみとなります。
よかとこ早回りコース
「よかとこ早回りコース」の特徴
・半日で桜島も鹿児島市街地も回れる
・午前発・午後発のコースがある
・鹿児島市内の乗車バス停が多い
・市街2ヶ所、桜島1ヶ所の下車観光
・バスガイドさんのガイド付き
バスの出発時間は1日2便ありますので、次のようになります。
鹿児島中央駅
・午前9時20分発→13時15分着
・午後13時30分発→17時25分着
「よかとこ早周りコース」は緑のルートです
JR九州ホームページより引用
バスから下車する観光地
鹿児島市街
・城山展望所
(城山山頂部に位置し、鹿児島市街地や桜島を一望できる)
・仙巌園(磯庭園)
(19代島津光久によって築かれた別邸。錦江湾や桜島を庭園の景観に取り入れた雄大な景色を眺めることができる)
桜島島内
・湯之平展望所
(標高373m。 桜島において一般の人が入れる最高地点から桜島を望む展望所)
湯之平展望所 (展望所の反対側にに回ると、錦江湾がきれいに見えます)
私のオススメポイント
市内も桜島も観光したいけれど時間があまりないという人には、このプランがピッタリです。桜島島内は湯之平展望所のみの下車見学になり、桜島1周はありません。しかし桜島にフェリーで渡る体験に加えて、城山、仙巌園も回れるので、半日しか観光できない人には良いでしょう。
JR九州バスの予約・詳細はこちらから
https://www.jrkbus.co.jp/teikikankou/sakurajima02.php
ベルトラからも予約できます。体験談が読めるので参考になりGOOD!!
サクラジマアイランドビュー(周遊バス)
「できれば観光バスには乗りたくない」「手頃な価格で桜島を回りたい」「自分で桜島観光をカスタマイズしたい」という人にぴったりなのが、サクラジマアイランドビュー(周遊バス)です。ただし 桜島を1周するバスではないなど、利用の際の注意点もあります。
サクラジマアイランドビュー(周遊バス)の特徴
・桜島港から乗車する
・60分で桜島の観光ができる
・500円で利用できる
(鹿児島市街地、桜島フェリー、桜島島内乗り放題1,200円のCUTEの利用も可)
・ 1日8便運行しているので、観光下車地で時間をたっぷり使うことも可能である
・桜島3ヶ所の下車観光(うち2ヶ所は短い下車時間)
・桜島島内を1周しない
バスは一日8便あります。
桜島観光ポータルサイト「みんなの桜島」より引用
時刻表にラインマーカーを引いた「鳥島展望所」「赤水展望広場」「湯之平展望所」は短い時間ですが停車するため、下車しての観光が可能なようです。
湯之平展望所は15分の見学時間があります。
・鳥島展望所
(大正溶岩原の高台にある展望所。絶景が広がります。)
・赤水展望広場
(平成16年の長渕剛オールナイトコンサート跡の緑地公園。「叫びの肖像」が有名)
・湯之平展望所
(標高373m。 桜島において一般の人が入れる最高地点から桜島を望む展望所)
赤水展望広場 (今回の旅行はここへは行かなかったので「みんなの桜島」から写真をお借りしました)
周遊ルートは以下の通りになります。(ちなみに桜島一周ではありません)
桜島観光ポータルサイト「みんなの桜島」より引用
桜島の島内には「桜島アイランドビュー(周遊バス)」以外にも、2つのルートのバスが走っています。
桜島観光ポータルサイト「みんなの桜島」より引用
黒神埋没鳥居に行くバスは片道40分。桜島港からの所要時間は「150分コース」と案内されています。
有村溶岩展望所に行くバスは片道20分。桜島港からの所要時間は「90分コース」と案内されています。
*有村溶岩展望所へのバスの乗車には、CUTE(鹿児島市街地、桜島フェリー、桜島島内乗り放題1,200円)が利用できないなど、注意点がありますので、必ずホームページでバス料金を確認してください。
私のオススメポイント
時間がない人や、逆に時間がたっぷりある人にオススメのバスです。60分で手軽に桜島観光をするのも良いですし、逆に気に入った観光地で次のバスまでたっぷり桜島を堪能することもできます。そしてバス料金がとても安いのも大きな魅力です。
もし他のルートへもチャレンジする場合は、帰りのバスの時間をしっかり確認しましょう。パンフレットにもあるように、黒神埋没鳥居行きはうっかり帰りのバスの乗り遅れると、最大2時間の待ち時間が発生することもあります。
サクラジマアイランドビュー(周遊バス)の詳細はこちらから
いかがでしたか。どのバスもそれぞれ違った良さがあるのがわかりますね。
3つのバスの特徴を知って、自分にぴったりの桜島バス観光を楽しんでくださいね。
鹿児島中央駅から桜島へのアクセスはこちらから
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