こんにちはしーちゃんです。
1月に姫路に行ったのですが、その時に1〜2時間かかるという姫路城見学を、たったの30分で回ってきました。そこで今日は「たったの30分で、姫路城をどこまで回れるのか」をご報告したいと思います。
姫路に来て姫路城を見ないなんて・・・
1月4日に、大阪への帰省のついでに姫路に行ってきました。私の目的はもちろん姫路城。しかし神社好きの夫の趣味に付き合い、姫路の広峯神社や射楯兵主神社を巡るうちに、どんどん時間がなくなってしまいました。
この後にも予定がもあり、姫路の滞在時間がどんどん少なくなっていきます。そんな時、夫から信じられない言葉が・・・
「もう姫路城はいいんじゃないの?」
えっっー!!姫路に来て姫路城を見ないなんて信じられなーい!
というわけで、しばし夫とは別行動。かけ足で姫路城に向かいました。
とりあえず姫路城の遠景を撮影しながら、姫路城のチケット売り場の前までやって来ました。
ここから、帰りの駅までの移動を考えると、有料区域内にいられるのはちょうど30分ほど。幸いにも自動券売機に並んでいる人はいません。
「入場料1,000円のチケットを買って中に入るべきか、ここで引き返すべきか」
もう迷っている時間すらありません。こうなったら行けるところまで行こうと中に入りました。(冬休みということで人出はそこそこありました)
入場料はちょっと高めの1,000円です。
天守閣までは遠いけれど、そこまでの道のりこそが面白い
まずは私が回ったルートをご紹介しますね。通った道を青い線で書いてみました。
30分だと回り道は一切なしです。ただし鎌倉時代〜江戸時代の武士と同じようにショートカットはできません。狭い道や低い門をいくつも通って天守閣へ向かいます。
入場して「菱の門」「いの門」「ろの門」を通ります。次々と門があります,
すんなりと通れるので少し拍子抜け?と思っていると・・・
突然「狭間(弓矢や鉄砲を撃つ穴)」が目の前に現れます。狭間に気づかず呑気に歩いていた私は、世が世なら、この狭間から狙われて、すでにやられていましたね。
こちらからは敵を狙えるように広くなっていますが、塀の向こう側からは小さな穴しかあいていません。
ここからの「はの門」「にの門」「ほの門」と続きます。
門が低く狭くなっていて、駆け上がって来た敵が、この辺りで速度が落ちる設計になっているようです。
「水ニ門」「水三門」をくぐって、いよいよ天守閣に向かいます。
途中、天守閣の横に建つ「乾小天守」を真下から見上げることができます。
いよいよ天守閣に入ります。
天守閣には靴を脱いで、ビニール袋に自分の靴を入れて持って入城します。
ここが少し混雑していたので時間がかかりました。
この時すでに入場してから15分以上経過しています。残り15分弱です。
地階から入城し、1階、2階と上がります。2階では桟のついた窓と、ここから投げ落とす石が置かれています。「姫路城はやっぱり戦うために作られた城だー!」と実感。
「さらに上に」と思ったところで、3階への段が急に狭くなっているようで、長蛇の列ができています。
万事休す。
天守閣はここまでで、出口に向かうことにします。
天守閣の最上階は6階です。お城の中の見学は2階まででした。トホホ・・・
天守閣を出てから出口までは意外と遠い
しかし、ここからが誤算でした。天守閣を出てから出口までも、行きとほぼ同じくらいの距離を歩かなければなりません。
帰り道、備前丸という広場では、天守閣を真下から見上げることができます。
出口に向かう途中に「お菊井」という井戸があります。
あの夏の怪談話の定番「播州皿屋敷」の、お菊さんが殺されて投げ込まれたという怖〜い逸話のある井戸です。
入り口と同じところに出てくるので、天守閣からほぼ同じ距離を折り返します。くねくねしてない分、天守閣に向かう道ほどは時間がかかりませんが、予想していたよりは遠く、最後は小走りで出口に向かいました。
最終的には5分超過の35分かかってしまいました。
その分姫路城から姫路駅は急いで移動することになりましたが、無事予定時間までに姫路駅に到着することができました。
姫路駅から姫路城チケット売り場までの所要時間
最後になりましたが、徒歩で、姫路駅から姫路城チケット売り場まではどれくらいかかるかを、ご紹介します。
ちなみに駅から姫路城はほぼ真北にバッチリ見えていますので迷うことはありません。
距離は約1.5km 所要時間は約20分になります。
姫路城のお堀を渡り、大手門をくぐり、無料ゾーンの三の丸広場を突っ切ったところがチケット売り場になります。
このブログに検索でたどり着いた人は、おそらく時間が短い中、姫路城に入ろうかどうか迷われている方だと思います。
個人的な意見としては、30分では1,000円分の元は取れないかもしれないけれど、遠景の美しさだけではわからない「戦う城」としての姫路城を見ることができ、姫路城に入れてよかったと思いました。
ただし混んでいる時は、城内を思うように進めないこともあるかもしれませんので、その辺りは考慮してくださいね。