国内旅行

新幹線の途中下車で、旅をさらに安く楽しく!

こんにちは、しーちゃんです。

皆さんはJRの「途中下車」制度を利用したことがありますか?

大阪から東京に戻って来る際に、名古屋に立ち寄り熱田神宮をお参りすることを思いつき、今回初めて「途中下車」をしました。

鉄道好きな人にとっては当たり前の制度らしいのですが、私にとっては衝撃でした。さらにお得に旅を楽しめる新しいアイテムを手に入れた気分です。

  途中下車って何?

JR東日本のホームページによると

●「途中下車」とは、旅行途中(乗車券の区間内)の駅でいったん改札口の外に出ることをいいます。次の例外を除き、乗車券は、後戻りしない限り何回でも途中下車することができます。

●次のきっぷでは途中下車できません。
・片道の営業キロが100キロまでの普通乗車券
・大都市近郊区間内のみをご利用の場合の普通乗車券
・回数券
・一部のトクトクきっぷ
・特急券、急行券、グリーン券、寝台券、指定席券、乗車整理券、ライナー券

大まかには、正規運賃の乗車券で101キロ以上ならOKということですね。

さらに細かいルールを確認したい方は、こちらをどうぞ。

www.jreast.co.jp

大阪〜名古屋〜東京をお得に乗車する際の注意点

新大阪から東京の営業キロは552.6キロなので、100キロを大きく超えています。つまり乗車券の「途中下車」の条件は余裕でクリアーしています。しかしここで重大な注意点があるのです。

乗車券は「途中下車」できるが、新幹線の特急券は「途中下車」することができない!のです。

もし新大阪〜東京間の新幹線の乗車券+特急券を購入して、名古屋で「途中下車」する場合は、元の切符の名古屋〜東京間の特急券を放棄し、新たに名古屋〜東京間の特急券を買い直することになります。大きな損失が出るので、絶対やってはいけません。

「途中下車」を使った新大阪〜名古屋、名古屋〜東京の切符の買い方

新大阪〜東京間の乗車券 8,750円

新大阪〜名古屋間の特急券 2,480円

名古屋〜東京間の特急券 4,100円

合計  15,330円

ちなみに、もし「途中下車」を使わずに、新大阪〜名古屋、名古屋〜東京の新幹線に乗った場合は、5830円+10360円=16,190円となります。

「途中下車」を使うことで、860円安くなっていますね。

さらにお得に「途中下車」する方法

大阪〜名古屋間を新幹線に乗らず、在来線を乗り継いで行くことで、さらにお得に「途中下車」を楽しむことができます。

大阪から名古屋へは、米原、大垣の2回の乗り換えが必要になりますが、2時間40分ほどで到着します。また大阪駅から乗車できるので、新大阪で新幹線に乗り換える必要もありません。(今回私は、この方法を利用しました)

この場合一つ気をつけて欲しいのが、SuicaやICOCAでそのまま乗車せず、必ず乗車券を購入してくださいね。

「途中下車」を使った大阪〜名古屋(在来線)、名古屋〜東京(新幹線)の切符の買い方

大阪〜東京間の乗車券 8,750円

名古屋〜東京間の特急券 4,100円(さすがにここは新幹線に乗りましょう)

合計  12,850円

(参考 新大阪〜名古屋、名古屋〜東京間 「途中下車」制度を使わないと合計 16,190円)

「途中下車」制度を利用せずに名古屋で降りるよりも、3,340円安く乗車することができます。

また大阪〜名古屋だけ在来線に乗る場合は、新大阪〜名古屋は特急料金がかからないので、途中下車をしない、通常の新大阪〜東京の片道料金の13,620円よりもさらに770円安くなります。

乗車券の有効期間は当日限りではない

その上嬉しいことに、乗車券の有効期間は1日間ではないのです。

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JR東日本のHPより

例えば大阪〜東京間だと、先述の通り営業キロは552.6キロなので、600キロまでとなり、乗車券の有効期間は4日間となります。

これなら名古屋に泊まることもできますね。

途中下車の回数は何回までOKなの?

実は、戻らない限りは「途中下車」は何回でもOKです。

しかしとても大切な注意点として、特定の都区市内発着となる乗車券は、それぞれ同じゾーンの駅では途中下車できないという決まりがあります。

ここにあげている大阪市内〜東京都区内の乗車券の場合、大阪市内、東京都区内で途中下車してしまうと、下車駅から先の区間については無効になってしまいます。

JR東日本のHPによると、大阪〜東京の乗車券の場合は、吹田〜川崎間の駅なら戻らない限り何回でも途中下車ができるということです。

もちろん他の区間でも利用できます

もちろん「途中下車」は大阪〜東京以外の区間でも利用することができます。

しかし例外もいろいろあるようです。

例えば「東京」発で目的地が「松本」や「いわき」方面などの場合、営業キロが101キロを超えても「途中下車」ができません。

詳しくは、こちらの「大都市近郊区間のみをご利用になる場合の特例」を確認してください。

www.jr-odekake.net

今回の旅は途中下車のおかげで、名古屋グルメも楽しむことができました。次回は名古屋名物ひつまぶしについて書く予定です。

お得な切符の買い方で、旅の楽しみがますます広がりますね。