2日間で3本のミュージカルを観た私達ですが、まだまだ行きますよ〜。
3日目は「ミス・サイゴン」のGeneral Rushチケットをめざして、劇場に向かいます。
窓口は10時オープンですが、今日は朝から雨、それに月曜日ということで、昨日よりちょっと遅く、1時間ちょっと前に劇場へ行きました。今日はすでに3人くらいの人が並んでいました。ちなみに月曜日は多くの劇場が休演日になっていますが、上演している劇場もしっかりあります。
劇場入り口には大きな屋根があったので、雨はそんなに気にならず、助かりました。General Rushチケットも2回目となるとお手の物です。10時過ぎには39ドルでチケットを無事ゲットし、ニューヨーク観光へと出かけることができました。
早起きさえ苦にならなければ、ブロードウェイ近くのホテルを取り、朝General Rushチケットを取ったあと、夕方まで観光、夜はブロードウェイで観劇、という旅行は充分ありだな、と思いました。
この日は美術館で歩きすぎたため、夕方ホテルで少し休んでからブロードウェイに向かいました。こんなホテルの使い方ができるなんて、贅沢〜〜。
さて「ミス・サイゴン」の座席ですが、最前列の舞台に向かって一番左端の席でした。昨日の「シカゴ」と違って、見切れもほとんどなく、逆に一番前の迫力を堪能することができました。
今年の「ミス・サイゴン」は、ロンドンのウェストエンドの評判がすごく良くて、そのメンバーがブロードウェイに来てるので観た方がいいという情緒を、友達が掴んでいました。
こういうのは間違いないですね〜。
すごく良いミュージカルで、感動してしまいました(涙)
まず最初のサイゴンの売春宿のシーンがすごい!たぶん日本でやると、すごく引かれそうなくらいエロティックな演出。おばさんの私でも直視できないくらい。
それに、一番前の左端は、ボンテージ姿に鞭を持った男性にいじられるというスペシャルシートだったのです。
でもそのエロティックさが、当時のサイゴンの物悲しさを倍増させてるんですけどね。
実は一番前の端の席は、ラストのシーンだけが見切れてしまうという難点がありました。(内容からすると、ラストシーンはそんなに重要ではないかな〜)
ただそれを差し引いても、あの席で観れて良かったという感動がありました。
General Rushの席は、全てが整った席ではないけれど、それにも勝る価格の魅力と、前方で見ることのできる迫力があったな〜。
次にブロードウェイに行く時も、General Rushにチャレンジしたいと思える席でした。
4日目は、出発前に日本で公式ホームページから手に入れた「The Book of Mormon」を観ました。69ドル+手数料 ドルです。
「The Book of Mormon」のお客さんは若い人がとても多かったです。すごく笑いを意識したミュージカルで、まるで吉本新喜劇⁈
下ネタ満載で、本当に楽しい!楽しい!のミュージカルでした。
ただその裏には、エイズ問題がしっかりと織り込まれていて、カーテンコールの時には、ブロードウェイがエイズのための募金活動をしているインフォメーションと、帰り際にはキャストによる募金活動がありました。この募金活動は、「オン・ユア・フィート」「キンキーブーツ」でもされていたので、比較的新しいミュージカルで行われているのかなと思いました。
69ドルで買った座席から見た舞台ははこんな感じ↓
さて以上が今回のミュージカル旅行の5本です。チケット代を振り返ると、
①オン・ユア・フィート 69ドル
②キンキーブーツ 85.5ドル
③シカゴ 39ドル
④ミス・サイゴン 39ドル
⑤ザ・ブックオブ・モルモン 69ドル
合計 301.5ドル
+手数料 14.5ドル
でした。
今回は「ブロードウェイミュージカルをお得に観る!」という目標を掲げての旅行だったので、ほとんど目標を達成できたと思います。それからここでは触れませんでしたが、美術館巡りやショッピングも、もちろん楽しむことができましたよ〜。
実際には、これに飛行機代とホテル代がかかるので、そんなに手軽な金額ではないのかもしれません。 しかし、やっぱりブロードウェイミュージカルはすごい!というのも事実です。
高いクオリティー、コンパクトな劇場、毎日何十本も上演されている中からチョイスできる、観客の盛り上がりも楽しい・・・ここでミュージカルを観る価値は大きいと思いました。
ニューヨークをまたこんな風に旅行したいか?と聞かれれば、やっぱりイエスですね。
4日間にわたりおつきあいいただき、ありがとうございました。
これからブロードウェイに行く人のチケットの購入の少しでも参考になれば幸いです。
おしまい