海外旅行に行った時、貴重な1日を使ってアウトレットモールに行くのか、行かないのかはなかなか悩ましいところです。
まぁ、そこそこお金をかけて海外まで来ているのに、数千〜数万円のお得を求めてアウトレットに行くのか。
いやいや、海外旅行にお金をかけているからこそ、アウトレットでお得な買い物をして、少しでも旅行代金を取り返すのか。
この件については、私も毎回頭を悩ませるところです。
「ブランドなんか興味ないわ、私が選んだものが私のブランドよ」なんて言える50代女子は、それなりの美貌と、チープなものからお宝を見出す審美眼を兼ね備えた人です。
美貌と審美眼を持たない私は、海外ブランド風を狙ってユニクロの白Tを着ても、やはりユニクロ感丸出しになってしまうのです。
もちろんいつもカジュアルな格好でも全然構わないのですが、若い時と違って50代ともなると、それなりの場所ではそれなりの格好が求められるような気がします。おしゃれをして出かけることが、礼儀として必要な時もあるのです。
でも余剰金を旅行に使い果たしてしまう私にとって、周りから浮かないくらいに、おしゃれをキープするには、ちょとした工夫が必要になります。そんな時、お得にブランド品が手に入る海外アウトレットは、やはり使える存在なのです。
しかし海外アウトレットも玉石混合。 海外での一日と引き換えにしても良いくらいの価値があるのかどうか、見極めも大切になります。
そんな時に口コミを見るのですが、例えば、「今度のパリ旅行では、2018SSのGucciのミニバックを、重ね持ち用にいくつか買おうと思ってまーす(妄想で書いてみました)」といった、おおよそ生活レベルの違う人のコメントは参考になるわけもありません。
そうしたセレブな人が書く口コミでは、「アウトレットは新作が全然なくて、何も買うものが無かった」というマイナスのコメントになりがちです。
新作と旧作の区別がつかない私たち庶民にとっては、
「日本の半額以下。おまけにtaxリファンドでさらにお得で嬉しかった〜」なんてコメントが、参考になるのです。
それからもう一つ、海外に行くとアウトレットに行きたくなる理由があります。それは、「トップブランドの路面店に怖くて入れない 」というのがあります。
以前「パリの心得」を教えてくれた日本版マダムのお姉様は、もうすぐパリに旅立つ私に、「CHANELの本店に行く時は、ちょっと良い靴を履いていかないとだめよ。きちんとしたお客様だと思われないと、商品も見せてもらえないからね」と、アドバイスをくれました。
なんですと！パリの石畳を良い靴を履いて歩き回るのですか！？
もともとCHANELに行く予定がなかったにもかかわらず、いつも運動靴で海外旅行に出かける私は、大きく動揺してしまいました。
というか、私は日本でさえ、トップブランドの路面店には、友達の付き添い以外では入ったことのない、トホホな有様ということに気づいたのです。
トップブランドの店は怖いですよね、緊張しますよね。なんか。
買えないというのもありますが。
1回の旅行を我慢すれば新作バッグだって買えるかもしれません。しかし、それよりやっぱり旅行がいいのです。
そんな私でも、実はいくつかのブランドバッグ、財布などなどを持っています。そうです。海外アウトレットのおかげなのです。
緊張せずにお買い物ができるうえ、ヨーロッパ価格 & アウトレット価格、時期によってさらにバーゲン価格、おまけにtaxフリーという三重、四重のお買い得価格なのです。
私の海外旅行でのアウトレット訪問の基準は、だいたい旅行が1週間を超えるかどうかです。1週間以内なら旅行優先、超えると1日は買い物優先、といった感じです。
今まで行った中で一番良かったのは、ウィーン郊外の「デザイナーアウトレット・パルンドルフ」。8月初めでバーゲンの終盤だったためか、本当に安かったです。特にSWAROVSKIはかなりお得になっている商品がありました。
今年の夏の旅行では、最後のミラノの1日をアウトレットツアーにあてる予定です。ミラノのセッラヴァッレ・デザイナーアウトレットに行くか、前に行ったことのあるスイスのFOXTOWNアウトレットに行くか、現在悩み中なのです。
