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芸術祭はロックフェスだ!北アルプス国際芸術祭に行くぜ!

国際芸術祭?

トリエンナーレ、ビエンナーレって何??

知ってる人にとっては「何をいまさら」といった感じですが、アートに関心の無い人のみならず、世界の名画に精通した人の中にも、この言葉に???となる人はまだ多いのではないでしょうか。

しかし現在、日本中の北から南、西から東まで、いろんな場所で開催されているトリエンナーレ、ビエンナーレといった芸術祭は、日本のみならず世界中の現代アート界の一大ムーブメントなのです。

老婆心ながら一応言葉の説明をさせてもらうと、

トリエンナーレは3年に一度開催される国際美術展覧会のことで、イタリア語のtriennale、”3年に一度”の意味があります。

最も有名なのは、1930年代から続くミラノトリエンナーレで、日本では、瀬戸内芸術祭(トリエンナーレとは呼ばれてませんが、3年に一度開催です)やヨコハマトリエンナーレ、あいちトリエンナーレなどがあります。

ビエンナーレは2年に一度開催される国際美術展覧会のことで、イタリア語のbiennale、”2年に一度”の意味があります。

何と言っても有名なのは、語源となった100年以上の歴史を持つヴェネツィアビエンナーレで、日本では、神戸ビエンナーレや中之条ビエンナーレなどがあります。

日本では3年に一度のトリエンナーレがメジャーですが、海外ではビエンナーレの方が主流のようです。

さてタイトルで、「北アルプス国際芸術祭に行くぜ!」と宣言した私ですが、かつての私は、どちらかというと芸術祭は苦手でちょっと敬遠していたのです。

(北アルプス国際芸術祭は、トリエンナーレ、ビエンナーレとは呼ばれていませんでしたね。すみません(^◇^;)

基本的に美術鑑賞は、一人のアーティストをじっくり見るのが好きだし、作品はそこに在るべくして在ることにも価値があると思うので、時間がかかっても、好きな絵は所蔵美術館に見に行きたいな〜なんて壮大な夢を持っているのです。まぁ現実的には美術館展も我慢できずによく行ってます(^◇^;)

なのでトリエンナーレ、ビエンナーレといった芸術祭は寄せ集められた感じがして、あまり触手が動かないというのが正直なところでした。

しかしそんな私が去年の夏、あいちトリエンナーレにどっぷり浸かる体験をしたことで、アンチ芸術祭派から大きく180度転換を遂げてしまったのです。

私の芸術祭の印象が大きく変わった理由は、その楽しさにあったと思います。

芸術祭はロックフェスだったんです。フジロックやサマソニだったんです。そこに作品を持ってきて展示されているのではなく、その場所でアーティストがプレイしているんです!ロックフェスに行ったことのある人ならわかると思うのですが、アーティストが、観客が、スタッフが、「みんなで楽しもうぜ!」ってなってるんです。

そんな体験をまたしたくて、6月は北アルプス国際芸術祭に行ってきます。第1回目の開催ということですが、すでに楽しみなアーティストもたくさんいます。

もちろん初めて目にする名前もたくさんあって、そういう時は、ロックフェスに行く前にyoutubeやネットの視聴で予習をするように、アーティストの作品をばっちり予習してから参戦すると楽しみも倍増です。

というわけで、往復の高速バスチケットを7,440円で購入しました。今回はあいちトリエンナーレに誘ってくれた友達と2人なので、ホテルは少し奮発します。

私にとっての北アルプス国際芸術祭のヘッドライナーは、「目 me」。今から楽しみでーす。

ちなみに会期は、2017年6月4日(日)~7月30日(日) 57日間開催です。

会場は北アルプス山麓、最寄駅はJR信濃大町です。