早朝のグエル公園を楽しんだ後、今日はこれから、フィゲラスにある「ダリ劇場美術館」へ向かうことにします。
フィゲラスは、小規模ながらブティックや若者向けファッションの店などが立ち並ぶ、思った以上におしゃれな街です。「ダリ劇場美術館」もそんなショッピング街のすぐ近くにあります。
「ダリ劇場美術館」をオススメする理由は色々ありますが、何と言っても作品の展示量がすごく多いのです。満腹感は半端ありません。今まで訪れた個人の名前を冠した美術館の中では、群を抜いた作品の量です。また、あまりアートに関心がない人でも、まるでアトラクションを体験するような楽しみ方ができますよ。
スペインが生んだシュルレアリスムの巨匠ダリの、日本では見ることのできない作品がいっぱいの「ダリ劇場美術館」。バルセロナから少し足を伸ばして見る価値は大いにあります。
それでは、美術館のあるFigueres駅への行き方からご案内しますね。
まずは、地下鉄3号線、5号線のsants estacio(サンツ・エスタシオ)駅に向かいます。この駅とrenfeのバルセロナ・サンツ駅はつながっています。
renfeのバルセロナ・サンツ駅に着いてまず目に入るのは、 大きな行き先案内の電子掲示板です。その下には、自動券売機がずらっと並んでいます。
私は、たいていの場合鉄道のチケットは、日本でネットで購入しておきます。その方が安いし座席がなくなる心配もないからです。
しかし今回のフィゲラス行きは、朝のグエル公園を自由に楽しみたかったのと、列車の本数が多かったことから、駅に到着してから買うことにしました。
行き先案内の電子掲示版は、最終目的地だけではなく、停車駅も表示されています。フィゲラスに行くにはどの列車に乗ったらよいかわからなくても、ちゃんと「figueres(フィゲラス)」で表示されています。列車の時間も、直近だけでなくその次の時間も表示されています。
旅行者に親切ですね。
マドリードでは、使い物にならなかった自動券売機ですが、ここでは安心して使えそうです。券売機も新しい!
自動券売機は、とても簡単でわかりやすいです。行き先のアルファベットを入力すると、予測変換ですぐに駅名が出てきます。
Adult と Onewayを選択し、後は日にちと時間を指定すればチケットが買えます。
片道12ユーロです。クレジットカードももちろん使えます。
バルセロナ・サンツ駅は、行き先によってホームの方向が違います。手荷物検査を受ける場所も違うので、しっかりと確認しましょう。
列車はregional(近郊列車)なので、約2時間かかりますが、次のMD(中距離列車)よりも早く着くので、こちらに乗ることにします。(MDだとおよそ1時間40分)
ところで、「ダリ劇場美術館」へは、Figueres-Vilafant駅に高速列車を使って行く方法もあります。しかし高速鉄道は、早めに買うと安いですが、当日買うと高いので、regional/MDに乗って、フィゲラス駅から行くことにします。
フィゲラス駅の駅前は公園に小さな公園で、長閑な感じです。ショッピングストリートなどがある中心部は、駅から10分ほど歩いたところにあります。
街中のあちこちに、こんな風に、Teatre Museu Dali(ダリ劇場美術館)の案内板があります。
ところが時々無い時も。
そんなときは、Museu de l’Emporda(エンポルダ美術館) の案内板を目印に向かってください。「ダリ劇場美術館」は、Museu de l’Empordaのすぐ近くにあります。
Museu de l’Empordaの前を通り、すぐの角を右に曲がってショッピングストリートを歩きます。
しばらく直進すると道幅が少し狭くなります。少し進むと左側にダリ劇場美術館の案内が。
階段を見上げるとまさにダリな彫刻が!
レストランの横を通り、広場に出ると、
そこがダリ劇場美術館です。
美術館の周りにはいろんなオブジェが展示されていて、嫌が応にも期待が高まります。
では中に入ることにしましょう。