今日はビルバオ観光のメインイベントである、グッゲンハイム美術館へ行きたいと思います。
入り口の横では、ジェフ・クーンズの「Puppy(子犬)」が出迎えてくれます。
ところで、グッゲンハイム美術館は外観はとっても有名ですが、館内の様子はあまり知られていませんよね。企画展のスペースも多いのですが、少しでも中の様子が伝わるように書きたいと思います。
入り口前には、日曜日のせいか少し行列ができていましたが、20分もしないうちに中に入ることができました。
まさかのチケット紛失
しかしここでまさかの大失態。買ったばかりのチケットを紛失してしまいました。
チケットを購入後、オーディオガイドを借りたり(残念ながら日本語はありません)、クロークにバックパックを預けたりしているうちに、どこかで落としてしまったようです。
さぁ、入ろうと思ったところ、「チケットがない!」
あるのはバーコードの入ったレシートだけ・・・
預けたバックパックを引き取り、中身をチェックしますが出て来ません。
「買い直しか〜。16ユーロ」と思いつつも、一応入口のスタッフに聞いたところ、「受付に聞いてごらん」と言われ、事情を説明したところ、快く再発行してくれました。
「ありがとう、グッゲンハイム!」
グッゲンハイム美術館の常設展をレポートします
中の展示室は撮影できないので、エントランスや屋外でパチリ。
こちらもエントランス前の「 Puppy(子犬)」と同じアーティスト、ジェフ・クーンズの作品。「Tulips(チューリップ)」です。
建物の外壁を近くで見ると、チタニウムの質感が伝わります。
ここからの作品紹介は、ネットから拝借した画像になります。
常設展でまずめを引くのは、広大な部屋に作られた、鉄のオブジェです。ついたて?屏風?迷路?子供たちが駆け回り、大人たちは見上げたり、触れたり、壁と壁の間を慎重に歩いたり。
リチャード・セラ (RICHARD SERRA)
この写真は上のフロアから撮られた、俯瞰の視点からの写真ですが、中に入ると、そびえ立つ鉄に囲まれる感覚です。
行き止まりには、この巨大なオブジェの模型があり、帰りは全体像を思い浮かべながら歩くことがてきます。
グッゲンハイム美術館の至宝の一つは、間違いなく、このロスコの絵画でしょう。 美術館の中でも1番人気のようでした。
グッゲンハイム美術館の企画展をレポートします
ゲオルグ・バーゼリッツ(GEORG BASELITZ)展
大きな企画展のうちの一つが、これでした。
「破損絵画」やモチーフから自動的に連想される「意味」や「解釈」を拒絶するため、人物や風景の上下を逆転させて描く「さかさま絵画」で有名なアーティストということです。
かなりの作品数で見応えがありました。
ビル・ヴィオラ (BILL VIOLA)展
映像作品は、なかなか「これ好き〜」という作品に出会えないのですが、ビル・ヴィオラの作品には、思わず引き込まれるコンセプトのうまさと、映像の美しさがありました。
特に水中で眠る映像は、あの有名な「オフィーリア」を彷彿とさせる美しさがありました。
「オフィーリア」参考までに。
さて、
メインの企画展は
PARIS FIN DE SIECLE
20世紀後半のパリ絵画
とでも訳すのでしょうか?
ルドン、ロートレック、ボナール、ピサルノ、モネ・・・
まさかグッゲンハイム美術館で、パリの絵画が堪能できるとは
ルドンのおなじみの「spider」 子どもがめっちゃくちゃうけてました。
ルドンの「ペガサス」もありました。
ロートレックもやっぱり良いですね〜。
良い作品が数点揃っていました。
ボナールの「小さな洗濯女」は、やっぱりかわいいですね。
この企画展だけでも、いつもの美術館の企画展以上のボリュームと品揃えでした。
企画展は常設展と違い、来館する時期によってその内容は変わりますが、このクオリティの企画展であることには変わりないと思います。 期待しても良いのではないのでしょうか。
おかえりの際には、MUSEUM SHOP もおすすめです。
グッゲンハイム美術館前にもインフォメーションがあります。
ここで地図をもらって、美術館鑑賞後に街歩きをしても良いですね。
そろそろビルバオともお別れです。
次の目的地、サン・セバスティアンに向かうことにしましょう。