人生2回目の海外ホステル旅にチャレンジです。
といっても、前回はたった3泊5日(ドイツ)の旅で、そのうちの2泊がユースホステルという、いわば「おためし宿泊」のような感じでした。
今回の旅はホステルにいっぱい泊まります
今回は全部で17泊のうち10泊をホステルやゲストハウスに泊まります。
若いバックパッカーの人にとっては当たり前のようなことも、50代の私にとっては新鮮に思えることや、やっぱりこれは大変だな〜と思うことがたくさんあると思うのです。
そんなことも含めて、ご紹介できたらなーと思っています。
マドリードの滞在はOKマドリード
今日泊まるのは、マドリードで2泊お世話になる「OKマドリード」です。
ちょっと時間を巻き戻して、空港から荷物を預けに来た時のことを少し書きたいと思います。
今回はマドリード地下鉄の5号線が休止中だったので、バスを利用することになりましたが、本当は地下鉄「La Latine」駅から徒歩5分弱ぐらいのところにあります。
入り口に入ると可愛いカウンターがあって、スタッフが陽気な感じで迎えてくれます。基本的にホステルのスタッフは英語が堪能で、とても丁寧に対応してくれます。
まだチェックインには早かったので、トランクを預かってくれるように頼んだところ、鍵を渡され、自分でラッゲジルームに置きに行くように案内されます。
(これはホステルの常識のようで、前回もそうでした。)
ラゲッジルームは半地下にあるので、トランクを持って少し階段を降りなければなりません。
(ヨーロッパの駅は、お年寄りの方も大きなトランクを持って階段を上り下りしています。私も最後にお土産を買うまでは、トランクは半分空けて10kgぐらいになるようにしているので大丈夫なのです。)
ラゲッジルームの入り口はこんな感じ。
向かいには女子用、男子用のトイレもあります。
新しくて清潔なトイレでした。
2つの美術館を回り、夜9時頃にホステルに帰って、まずはチェックインです。
簡単なホステルの利用の案内を受けて、部屋に向かいます。ここからはエレベーターがあるので安心です。
部屋に入って「ハロー」と挨拶しますが、中にいた女の子はびっくりした様子で、返事をしてくれませんでした。(「今日のルームメイトはこういうタイプの人ね」と瞬時に判断して、最低限の声かけぐらいにとどめるようにしました。)
ちょっと経ってもう一人の女の子が入ってきました。その子は私の挨拶に「ハロー」と返してくれました。 どうも2人は友達同士のようで、その後はずっとハングルでおしゃべりしていました。
もしかしたら、最初に挨拶した女の子は、英語が苦手だったのかもしれませんね。
今日のベッドは1階です。(チェックインの時にベッドも指定されます)
50代にとっては、2段ベッドの1階か2階かというのは、結構大きな問題です。旅行中、一ヶ所だけ2階に泊まりましたが、昇り下りには毎回気合が必要でした。
ベッドにはあらかじめシーツが掛かっていたので、ベッドメイキングの必要はなさそうです。 おそらく「ユースホステル」はシーツを自分でかけるところが多くて、「ホステル」や「ゲストハウス」はすでにシーツが掛かっているのかもしれません。
部屋の写真は、基本的に誰かと一緒の部屋なので撮りづらいのですが、誰もいない時にパチリと撮りました。
ベッドのヘッドボードの部分の棚にコンセントがあります。ライトもここについています。たいてい夜11時頃には部屋全体のライトは消灯となるので、それ以降はこのベッドのライトで作業をすることになります。
ベッドの下には大きな引き出しがあります。
実はこの引き出しはとても大きく、引き出しの中でトランクを広げた状態で置いておくことができます。ただし引き出しに鍵はついていないので、ホステルの利用に南京錠の持参は必須です。
それからホステルならではの必要なものといえば、タオル、バスタオル、そしてビーチサンダルです。
ビーチサンダルは、シャワールームで、足元がびしょびしょになる場合があるので必要なのです。部屋履きや館内履きにもなるので便利ですよ。
OKマドリードは、新しいので水周りはとても綺麗です。
洗面所は部屋の隅っこについていました。
みんなが寝ている時間にドライヤーを使うのは気が引けたり、洗面所を長い間独り占めできないとか、やはりホステル暮らしは、気を使うことも多いです。
今回は、2泊目はまさかの4人部屋に一人という状態だったので、気楽に過ごすことができました。ただ1泊目も、同じ部屋の人と全く会話を交わすことがなかったので、なんとなく寂しい滞在になりました。
実は今回の旅は、このホステル以外では、いろんな人と出会ったり、おしゃべりすることができ、不便以上に楽しい時間の思い出をたくさん作ることができました。タイミングもありますよね〜。
オススメは1階のバー・スペース
最後にこのホステルのおすすめポイントを一つ。
1階にバーカウンターやテーブル席、ソファーがあり、みんながそれぞれ思い思いの時間を過ごせるのです。欧米ならではの、他の人のことをあまり干渉しない雰囲気があり、気楽に過ごすことができました。
シャワーを浴びメイクも落として、ラフな格好のまま飲めるなんて、まるで家です。
部屋は窮屈でも、ギリギリまでこんな風に過ごせたので、楽しいホステルライフでした。
小さいグラスですが、チーズケーキとビールで合計2.4ユーロ(300円ぐらい)。
(もう10時を回っていて、おつまみがこれしかなかったのです。)
ホステルの料金は2泊で55ユーロ(約7,200円)でした。 安いですね〜。
明日はエル・グレコが愛した街、世界遺産の「トレド」へ日帰りで行くことにします。