昨日に引き続き、今日もチョイ住みの話です。
一昨年のチョイ住みに味をしめた友人と私は、次の夏の旅行もまたアバーメントホテルに泊まることにしたのです。
昨年の旅行先はチェコとウィーン。
世の中がちょっと物騒だったので、色々な影響を受けるリスクの低い国、という理由で決めました。
ただし安全と引き換えに支払わなければならないのは、やはりお金。考えることはみんな同じ?ということで、航空券は往復14万くらいと、私たちにしてはかなり奮発した空の旅となりました。
その上、チェクインの列に並んでいる時にKLMのグランドスタッフに声をかけられ、プラス37,000円のビジネスクラスへのアップグレードをしてしまったのです。
「きゃー、50半ばにして初ビジネス!」
いいんです。このために頑張って毎日働いているんです。
と、結果的には他で色々散財してしまったので、お財布に優しいアパートメントホテルの滞在は正解でした。
泊まったのは「GAL Apartments Vienna」。今回も3泊の利用です。
ロケーションは本当に良くて、システィーナ礼拝堂のある地下鉄のStephansplatz駅の2つ先、Nestroyplatzから徒歩5分弱でした。
予約の後で何度か英語のメールでやり取りがあり、そこには、私たちが行く曜日にはフロントが不在なので、このナンバーを押してくださいと数字が書いてありました。「ふむふむ、このホテルもナンバーキーなのね」2回目ともなると余裕を感じていた私。
チェコのチェスキークルムロフからライトバンような乗り合いバスに乗り、ウィーン西駅に到着したのはまだ昼前。チェックインまでトランクをコインロッカーに預けることにしました。
コインロッカーがあるかどうかで、その国の治安の良さがわかりますね〜。
イタリアは大好きだけど、コインロッカーが無いのがたまに傷。大きな駅では、引き取りが長蛇の列になることもあり、30分くらいは余裕を持って引き取りにいかないと、乗り遅れるのではないかとドキドキします。
ウィーンでは夕方までマーケットや美術館を楽しみ、コインロッカーからトランクを出し、地下鉄へ。
お目当のアパートメントホテルもすぐわかり、なんだかスムーズ♫
さてホテルに入ろうかな。
ん?
例のタイプです。
建物自体に入るためのドアに鍵がかかっているタイプ。
ヨーロッパでは良くありますね。
インターフォンが並んでいる中に、GAL Apartments Viennaの名前をみつけ、ボタンを押すと、RRRR・・・明らかに電話の呼び出し音が。まさかの電話?
電話での英会話はジェスチャーや表情が使えない分、明らかに難易度が上がります。それに聞き取れなければ、ホテルに入れないという緊張感も加わります。
なになに?
インターフォンの相手が言うには、郵便受けの中にホテルの建物と部屋の鍵が入っているので、それを受け取れと言うこと?
って、郵便受け?
空き巣に入られるやつやん。
ん?郵便受けが閉まってるみたいなんですけど。
なんと!ここであのメールで教わった数字の登場だったのですね。
ナンバーキーを押して郵便受けを開けると、封筒が一通。中にはめちゃくちゃアナログなタイプの鍵が。
ウィーンのアパートメントホテルは、ヘルシンキほどオシャレ感はないけれど、コンパクトにまとまっていてとても使いやすかったです。洗濯機や洗濯を干すスペースもあり、できれば1日1回洗濯をしたいという主婦歴25年以上の私たちには、嬉しいお部屋でした。
ただしヘルシンキと違ってウィーンでは、お城や美術館巡りで忙しい上、お目当のレストランでウインナーシュニッツェルを食べるという使命があったので、夕食での女子会感は薄かったかな。たぶん昼からビールを飲んだり、カフェでスウィーツを食べたりで満たされていたので、夕食にかけるエネルギーも少し低下していたんだと思います。
でも食べきれなかったウインナーシュニッツェルを持ち帰らせてもらい、翌朝レンジで温めて食べたときは、「あーアパートメントホテルにして良かった〜」と思いました。