ポルト・サンベント駅の前にあるエッグタルト屋さんで腹ごしらえをして、いよいよポルト旧市街の街歩きのスタートです。
都合の良いことに、すぐ隣にインフォメーションセンターがあり、ここで無料の地図をもらうことができました。英語版ですが、旧市街の見どころが記載されていて助かります。
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まずは目的を決めずにぶらぶら歩き回ることにしました。大通りや路地、上ったり下ったり、坂のある街ポルトはやはり素敵です。
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大通りを抜けたところに、赤い大きな建物が見えてきました。1800年代後半に建てられたフェレイラボルヘスマーケット。かつての市場のようですが、今はイベントスペースとして使われているようでした。
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ここからドウロ川に向かってさらに下っていくと、かわいい路面電車が走っていました。リスボンは路面電車が有名ですが、ポルトにもちゃんと走っていました。ただしこちら市民の足というより、観光客が楽しむための観光電車のようでした。
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ドウロ川沿いの小道を歩いたり、ちょっとしたお土産を買ったり、アズレージョの建物に魅入ったりと、ポルト旧市街は街歩きのポテンシャルが本当に高くて、いつまででも歩いていたくなるような素敵な街でした。
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街歩きの途中、偶然FADOの看板を掲げたお店を見つけました。サンバ、ボサノバ好きの身としては、本場のFADOのライブは押さえておきたいところです。
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中に入ると、ここは飲食店ではなく、小さなライブ会場のような場所でした。ちょうど1時間後に開演ということだったので、予約をして、また開演時間に合わせて来る約束をしました。受付スタッフの男性は、私の苗字が今ポルトガルで活躍中の日本人サッカー選手と同じということで、ちょっぴり盛り上がってくれました。
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FADOのライブの開演まで時間があるので、カフェで小腹でも満たそうとぶらぶらしていると、バカリャウコロッケのお店を発見。美味しくいただきました。
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開演の15分くらい前にFADOのお店に戻ると、すでに開場していました。最前列の端の方を陣取り、料金に含まれるポートワインをいただきながら開演を待ちました。
ライブハウス「FADO NA BAIXA」のステージは、ファドの歴史をいい感じに紹介するムービーとバンドの生演奏で、ファド初心者にはありがたい構成になっていました。
バンドは、ギターラと呼ばれる洋梨型のポルトガルギターと、クラッシックギターのギターの2本編成。これに女性のボーカルと、コインブラ大学の学生(卒業生?)ボーカルがそれぞれ加わります。
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女系ボーカルのファドはサウダージ感たっぷり、かたや黒いマントのコインブラの男性のファドは曲調も明るく、レパートリーの中には私たちにも耳馴染みのあり、それぞれ違った良さがありました。
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実はコインブラ大学はポルトガル最古の大学で、ここでは、伝統的にファドは男子学生が歌うものらしいのです。
お店を後にして、あとは美味しいディナーを食べるだけとなりました。先ほどバカリャウコロッケで少し腹ごしらえをしたので、軽め頂けるレストランを探していると、バイオリンの音色が心地よいレストランが集まるストリートを発見。
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看板のメニューにバカリャウの文字を見つけたレストランに決めて、ここはもちろん外の席に案内してもらいました。
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オーダーしたバカリャウのカルパッチョは、生魚ではなく、干し鱈を戻したもののはずなんだけど、干物感はなく、ちょっとプリッとしていて美味しかった〜。
ポートワインの白と合わせてさらに美味でした。
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旧市街は地下鉄の駅から少し離れていますが、バスなら中心部からホテルのすぐ前まで帰れることがわかり、帰りはバスに乗車。夜のポルトをバスで走るのはなかなかロマンティックでした。
あっという間にホテルに到着し、旧市街よりちょっとお安い、ポルト・カンパーニュに泊まるのは大いにありだったなと思ったのでした。