こんにちは、しーちゃんです。
今日はボスニア・ヘルツェゴビナへの日帰りツアーに参加します。
旅行会社は、以前に南仏プロヴァンス旅行でもお世話になった「ベルトラ」。日本で予約できる上、日本人の方の口コミも多く、現地発のツアーの心強い味方なんです。
下の記事はゴルド村を訪れた時のものだけど、なんかベルトラの広告みたい(笑)
今回利用するのは、「クラヴィカの滝とモスタル」というツアーです。
モスタルは、ドゥブロブニクから日帰りで訪れることのできる世界遺産の街なので、行こうと決めていたのですが、それ以外の+αの場所はコースによって異なっていたので、ツアー選びは少し悩みました。
一番人気は、他にいくつかの観光地を回るツアーでしたが、こちらの口コミには「もっとそれぞれの場所で時間が欲しかった」というコメントがあったため、やめることにしました。
実は今回の旅行で、行きたかったけど断念した場所の一つに、クロアチア(とボスニア・ヘルツェゴビナの国境近く)にある世界自然遺産の「世界一美しい滝を有するプリトヴィツェ湖群国立公園」があったのですが、グラヴィカの滝は近くにある美しい滝ということで、興味が湧きました。
下の写真がプリトヴィツェ湖畔国立公園(Wikipediaより)
また、行き先が2ヶ所だけなので、それぞれの場所でゆっくり過ごせそうだと思い、「クラヴィカの滝とモスタル」に決めました。
ただこのツアーには日本人の人の口コミが1件もなかったので、日本人にはあまり人気がないのかも・・・あるいはみんな慎重で、口コミがないと決めづらいというのもあるかな。
朝の待ち合わせはグルーズのバス停。路線バスが発車した後一人で待っていると、すぐにドライバー兼ガイドの男性が声をかけてくれました。(名前がわからないので、ヒゲが印象的な彼をムスタッシュからとって、ここからムス君と呼ぶことにしよう。)
ムス君に連れられて車に行くと、ベンツのワゴン車が止まっていました。ツアー仲間は私以外全員イタリア人で、1組は4人家族、1組は恋人同士で、合計3組のこぢんまりとしたツアーでした。
ドブロブニクとイタリアはアドリア海を挟んですぐそばなので、イタリア人の観光客が多いんですよね。
私は助手席に来るように案内され、運転席の隣に座ると、まさかの事態!さらに私の隣に、そこそこ体格の良いおじさん(後で判明したところ、ボス=社長だった!)が座りました。たしかに助手席は2席あったのですが、ガッチリ系のボスとは密着状態。さらに走り出した途端、ムス君とボスは私を超えてずっと話していて盛り上がりっぱなし・・・
正直この状態で1日は辛い(涙)
と思っていたところ、ボスは20分ほどで到着した入国審査のところで下車、いなくなりました。
その後は広々助手席2人分を使わせてもらえました。天国〜。
まずはお馴染みの国境越えですが、一昨日のコトルへのパスポートコントロールが嘘のように、ボスニアヘルツェゴビナ側へはまるでドライブスルー感覚。あっさりと通過していきます。
聞くところによると、モンテネグロと違い、ボスニア・ヘルツェゴビナは何本もルートがあるので全然混まないということでした。
そしてまず向かったのはクラヴィカの滝。
ムス君の「みんな水着持ってる?」の質問に、私以外のみんなは「はーい」の返事。
えっそうなの?
「じゃあ時間は長めにあったほうがいいね。この駐車場に1時間半後に集合!」
最初はどうなることかと思ったものの、ムス君のツアーは、ありがたいことに現地ではほぼ放置(笑)。必要なガイドは車の中で説明して、降りたら即、自由行動。時間が来たらここに集まってね〜という感じ。めっちゃ好きなタイプなのでした。
駐車場を出て歩き始めるとすぐ、眼下にはいくつもの滝が!めちゃくちゃ期待が高まりました。
10分弱ほど下って、クラヴィカの滝に到着。
どうですかこの景色!まさに景勝地なんです。日本なら観光客でいっぱいだと思うのですが、ここクラヴィカの滝では、のんびりみんな泳いでいるんです。
残念ながら(?)私は泳がなかったのですが、足だけチャプチャプ入りました。水は思ったより冷たくてビックリ。湖底はコロコロとした石でそのまま歩くと痛いので、皆さんマリンブーツや踵付きのサンダルのようなものを履いていました。もし行かれる方がいたら、参考にしてくださいね。
湖の周りはカフェやレストランがあり、泳がなくてものんびり十分満喫できました。滝の音やしぶきにマイナスイオンもたっぷりで、まさに究極の森林浴!
クラヴィカの滝はボスニア・ヘルツェゴビナの皆さんにとって大切な夏の行楽地なんだろうなぁというのが感じられ、幸せな気分になりました。滝のそばで過ごすスタイルは自由。ちょっと離れた川沿いでピクニックの家族連れも。
そしてかっこいいライフガードのお兄さんたち。
少しでも滝壺の方に近づくと、湖に笛の音が鳴り響きました。ここでは滝行は許可されてないようですね。
どんなふうに過ごそうかと思った1時間半もあっという間でした。時間通りにみんなも車に集合。ここからもう一つの目的地のモスタルに向かいます。
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