今日は映画「ロード・オブ・ザ・リング」のロケ地マタマタ村にある、映画セットの「ホビット村」を訪れます。
ホビット村はオークランドから日帰り訪問が可能ということで、今やニュージーランド観光の目玉の一つのアトラクション施設なのです。

ホビット村(Hobbiton)へ行くには、日本語、英語の様々な旅行サイトから予約ができますが、私が利用したのは「intercity bus」のサイトです。
ツアーのバス発着が、オークランド往復、ロトルア往復、オークランド発ロトルア行き、ロトルア発オークランド行きなどアレンジが自由なところもバス会社のintercityならでは。また他のサイトと比べても1番お得な価格で売り出されていました。
私が予約したのは、オークランド〜ホビット村ツアー〜ロトルア着のタイプ。実はこれで、オークランドからロトルアへの時間もバス代も浮かすことができて、超ラッキーだったのです。
intercityのバスは、オークランドのランドマーク、スカイタワーの下にあるスカイシティバスターミナルから出ます。
集合時間は07:15、受付場所は102。

7時前に到着したところ、バスターミナルには1、2、3といった表示はありますが、102がなくウロウロしていると、7時ごろに特設の受付所が設置されました。

バスはほぼ満席で出発。天候がちょっと心配ですが、ちらほら日も差してきて、もしかしたら雨という予報よりも良くなるかも。車窓から見える景色は、これぞニュージーランドといったのびのびした大草原が続いていました。

09:30にホビット村に到着。まずここでギフトショップに寄りトイレを済ませ、帰りに買うお土産の下調べを行いました。ホビット村には住人はいませんが、ギフトショップにはほぼ等身大のガンダルフが!ここでガンダルフと記念撮影をパチリ。

このあとは指定された時間ごとのゲートに並び、いよいよ入場です。

とはいっても、ここはまだホビット村ではありません。ここからは専用のバスに乗り、「ホビット村ムービーセット」に向かいました。
バスの車内では、「ロード・オブ・ザ・リング」の監督による、なぜこの場所がロケ地に選ばれたのかなどのインタビュー動画が流れていました。

ホビット村に入ると、いよいよガイドツアーが始まりました。約20人が1グループで、村のあちこちの解説を聞きながら、一緒に移動して行く感じです。

というと、自由に行動できない印象を受けますが、全然そんなことはありませんでした。
だってグループメンバーは私を除いて全員が外国人。日本人と違って自由人率が高いのです。何となくグループで移動はするものの、みんな好き勝手に脇道に逸れていったり、モデルさながらの写真撮影を延々と続けたり。

なんとなーくみんな自分のグループのメンバーを覚えていて、合流したり、離れていったり、また写真を撮ったり、撮られたりといった感じでした。

おそらく入場の人数を制限しているのと敷地が広大なおかげで、あまり邪魔されずにホビット村の世界に浸れる感覚も体験でき、想像以上に満喫することができました。

ホビット村の1番高台にあるビルボとフロドの家の前には、映画のシーンと同じように「パーティー関係者以外立ち入り禁止」の貼り紙がされていました。

またこの辺りから見るホビット村の景色は本当に素敵。もともとのマタマタ村の地形が生かされているのだと思いますが、自然と映画の世界がうまく融合されていて、ここが映画セットであることを忘れそうです。

またちょうど1年前に、ホビットの家の中を見学できる施設がオープンしたということで、楽しさも倍増。

小柄で手先が器用なホビット族の家の中はどれもこれも可愛いいし、たくさんの部屋を時間をかけて見学できました。

穴の中の暖かい暮らしぶりが伝わってきて、心もほっこり。前にホビット族と日本人は似ているといってたけど、最近の日本人は忙しすぎて、こんなに丁寧な暮らしはできていないよ〜。

パーティー広場を抜けると、映画のようにビルボの誕生パーティーを祝う準備でしょうか。可愛いマーケットが並んでいました(もちろんセット)。

その後は、村の社交場であるパブ「グリーン・ドラゴン・イン」に立ち寄り、私はオーツ麦の黒ビールをいただきました。ちなみにこれはツアー料金に含まれています。

これ以外にもメニューには、エールビール、アップルシードル、ノンアルコールビールが、そしてもちろんソフトドリンクもありました。

パブのあとはいよいよお待ちかねのランチタイムです。ランチ代もツアー料金に含まれているので、ここまで一緒に回ってきたメンバーとテーブルを囲みます。これが期待以上で、雰囲気も良く、料理もとても美味しかったです。


グリルされたチキンやフリット、ごろごろ野菜に美味しいパン。テーマパーク内であることを忘れそうなくらい、美味しいバイキングレストランでした。

アルコールの提供もあり、こちらは別料金。私はニュージーランド産の赤ワイン(約800円)をいただきました。

この後はお土産屋さんに戻り、私はオークランドではなく、ロトルア行きのバスに乗り換えました。
オークランド行きとロトルア行き、それぞれのバスの運転手さんが連携しながら対応してくれたので、特に不安になることもなく、ロトルア行きのバスに乗ることができました。

ホビット村を13時15分に出発し、バスの運転手さんは乗客それぞれをホテルまで送り届けてくれるようでしたが、私は翌日のツアーの予約をしたかったので、インフォメーションセンター(アイサイト)の前で降ろしてもらいました。

明日は原生林が生い茂る地熱地帯、ワイマング火山渓谷をハイキングする予定です。