混雑必至のゴッホ美術館ですが、今日は、少しでもストレスの無い状態で観るための攻略法を書いていきたいと思います。
おすすめはやっぱり朝1番の入館
これはどんな美術館や博物館等にも当てはまることですが、やはり1番のおすすめは、開館時刻に入館することです。極端に早くから並ぶ必要はありませんが、遅くとも10分くらい前までには着いていた方が良いと思います。
開館時はあたりまえですが、人口密度0%です。同時に多くの人が入りますが、それでも全然余裕です。慌てず、ゆったりとした気持ちで入館しましょう。
予約は必須 電子チケットは画像保存ではなくオリジナルを
混雑する美術館は、前もって予約をしておきましょう。ゴッホ美術館は特に予約必須です。たかを括って予約無しで行くと、長時間並ぶか、最悪入館できないなんていう事態が起こってしまう可能性もあります。
ありがたいことにゴッホ美術館は、日本語で簡単に予約ができる公式ホームページがあります。嬉しいですね〜。ホームページはこちらから。
https://www.vangoghmuseum.nl/ja/visitor-information-japanese
予約は、トップ画面を下へスクロールして、チケットを購入するの表示のところからできます。画像を貼っておきますので参考にしてください。(こんな感じで表示されます)
ホームページから予約をすると、メールで電子チケットが届きます。私はいつもの癖で、スクリーンショットで画像保存をしたのですが、ゴッホ美術館の自動改札は、画像保存のチケットは受け付けません。入館の際は必ずメールに添付されたオリジナルを用意しましょう。(こんなチケットです)
大まかに館内を把握しておこう
ゴッホ美術館は、あらかじめ館内の様子を把握しておくだけで、ぐっと快適に回ることができます。簡単なフロアーマップは以下のようになります。
展示ゾーンは、左の0〜3階にわたるゴッホ作品の常設展がされている本館と、右の特別展ウィングになります。まずは本館から見ることをお勧めします。
本館の展示は、0階自画像と年表 1階メインフロアー 2階手紙とデッサン、友人の作品 3階その他 です。つまりもっとも観るべきフロアーは1階ということになりますね。
入館直後の空いてる時間に1階を制覇してしまおう
もし朝一番に入館できた場合はもちろんですが、午前10時ごろまでの入館なら、0階より先に、1階フロアーを観ることをお勧めします。1階は見応えのある作品が多く、それぞれの作品の鑑賞時間が長くなるので、一番混雑しやすいフロアーなのです。私たちが観たい作品の多くが、このフロアーに集中しています。
私自身、朝一番に1階の作品を観て、本館をすべて見た後、最後にもう一度観ようと1階に戻った時の衝撃が忘れられません。人のが桁違いに増えていて、朝のあの贅沢な時間が信じられないくらいの混雑ぶりでした。
0階の多くの自画像作品も見応えがありますが、ここは後からでも、あまり混雑は感じられませんでした。
映画を通してゴッホの人生を知ると、作品への愛着が大きくなる
ゴッホの人生を知ると、作品の理解と愛着がグッと深まります。弟テオとの兄弟愛、ゴッホがアルルでゴーギャンと作ろうとした理想郷、精神を病んだ日々からの再生など。
ゴッホの生涯を知るなら映画がおすすめです。たぐいまれなる才能と、その数奇な人生は、これまでに何度か映画化されているのです。
私のおすすめはこちらの2作品です。
永遠の門 ゴッホの見た未来 (2019年 主演:ジュリアン・シュナーベル)
https://eiga.com/amp/movie/89569/
炎の人 ゴッホ (1956年 主演:カーク・ダグラス)
https://eiga.com/amp/movie/49437/
どちらの作品もゴッホ役が素晴らしく、2人とも「アカデミー賞主演男優賞」にノミネートされています。映画自体も見応えがありますよ。アムステルダムのゴッホ美術館を訪れる予定の方は、ぜひ映画でゴッホの生涯を予習してお出かけくださいね。