こんにちはしーちゃんです。
ブダペストの夜は土砂降りの雨と雷が朝まで続きましたが、明け方には止み、朝には快晴となりました。
今日はまずブダ城の近くにあるマーチャーシュ教会に向かうことにしました。
ところで今日も、世界遺産のハンガリー地下鉄に乗って移動ですが、改札の方式がとてもユニークなんです。
地下鉄入り口には打刻機があるだけで、改札があるというわけではないのですが、ときどき駅のスタッフ数人がバーコードセンサーを片手に、全乗客のチケットを確認するのです。大抵、乗る側か降りる側のどちらかに焦点を絞って一人残らず、まさに一網打尽といった感じでした。
以前デンマークの近距離列車の車内で検札が始まり、切符を持っていない若者がめちゃくちゃ落胆していたのを思い出しました。不正がバレると罰金は高額のようでしたが、ハンガリー地下鉄もきっとそうなのでしょうね。
さてマーチャーシュ教会に話を戻しましょう。
外観はモザイク模様の屋根がかわいらしく、高い塔の細工が細やかで美しい教会ですが、中に入ってびっくり。いたるところに模様が描かれていて、その組み合わせや色が本当に美しくて素晴らしいのです。あと床のタイルもとても素敵。
実はマーチャーシュ教会は、ブダ地区(ドナウ川の西岸)が、オスマン帝国に侵略されたときにモスクに改装された歴史があり、その名残が今も残っているということでした。
さてここからは、ハンガリーで1番楽しみにしていたハンガリー応用(工芸)美術館に行くことにしました。ハンガリーといえば陶磁器のヘレンドと、ハンガリー刺繍が有名ですが、そのどちらの工芸も展示しているというので、見ないわけにはいきません。うきうき!
トラムを降りて歩いて行くと・・・
ガーン!建物全体が工事中のシートに覆われています。展示内容に加えて、建物自体がハンガリーを代表するアールヌーヴォー建築で、楽しみにしていただけにダブルパンチのショックでした。
かろうじて屋根だけが見えています。それだけでも鑑賞することにしましょう(涙)。
大きな目的を一つ失いましたが、時間があればやりたいと思っていた、ブダペストのアールヌーヴォー建築めぐりをすることにしました。
少しお付き合いください。
旧郵便貯金局
フォーシーズンズホテル
ハンガリーはいわゆるよくあるタイプのアールヌーヴォー建築以外にも、ガウディ建築のようなアートの要素が入ったものが多いように思いました。あとアールヌーヴォーの後の時代の、シンプルだけど曲線が美しいアールデコ建築もちらほら見かけることができました
バリで花開いたアールヌーヴォーですが、建築の数でいうと、ハンガリーがダントツの世界第1位。ちなみに2位はラトビアのリガだそうです。リガも10年くらい前に訪れたことがありますが、こちらはアールヌーヴォー建築の場所がギュッと1か所にかたまっていました。友人と2人、建築素人同士でしたが、かなり大盛り上がりしたのを覚えています。ちなみにラトビアではアールヌーヴォー建築はユーゲントシュティール建築と呼ばれています。
今回、こんなに建築を見る旅になるとは思っていませんでしたが、このほかにも2か所、訪れた有名建築を紹介しますね。
まずはセーチェニ温泉です。ブダペストの人気スポットの1つで、水着で入れる温泉です。水着のレンタルもあるようなので、さっと入浴するのも良いかなと思っていましたが、表は御覧の通り長蛇の列で諦めました。
ブダペスト動植物園。こちらはセーチェニ温泉のそばにありました。実はエントランスがアールヌーヴォー建築なのです。
そういえばハンガリーでも小さなおみやげを買いたいところですが、まだピンとくるものに巡り会えていません。
まずはハンガリー中央市場に行ってみました。お店はたくさん並んでいるものの、なかなか欲しいものが見つかりません。雰囲気だけを楽しんで市場を後にしました。
もうおみやげはあきらめて、地下鉄の駅に向かい、その近くで食事をして帰ることにしましょう。
と、その時突然目の前に布地屋さんが!
ハンガリーの可愛いものが何かあるかもしれない、とピンときました。
お店は昔ながらの懐かしい感じです。
ご主人からは、おみやげならと、ハンガリーコットン100パーセントの布地を勧められました。あと太めのチロリアンテープ。ハンガリー刺繍に興味があることを伝えると、薄い刺繍のパターン集の本も教えてくれました。重くならないように、少しずつ買うことにしました。
無事欲しいものを手に入れてほっとしたら、お腹が空いていたことを思い出しました。そういえばハンガリー名物のグヤーシュをまだ食べていません、ハンガリー料理のレストランを探しましょう。
良さげなお店を発見!
グヤーシュは小さなスープに見えますが、具だくさんで、けっこうおなかがいっぱいになりました。
さぁ、明日はクロアチアのザグレブです。
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