こんにちは、しーちゃんです。
私が、ストックホルムに行ったら「やろう!」と決めていたこと、
それはロッピス (LOPPIS)と呼ばれる蚤の市に行くことでした。
しかしどこで開催されているのかよくわからないので、ひたすら”LOPPIS”と日付で検索し、その結果、公共交通機関で行くことのできる3ヶ所のロッピス情報を見つけました。
「お宝を見つけるぞー」と意気揚々で回った3ヶ所のロッピス 体験記。
はたして北欧食器やおもしろ雑貨、私が求めるお宝に出会えるのでしょうか?
ヒョートリエット広場 ロッピスならここは外せない!しかし観光地化されているのも否めない
まず朝一番に訪れたのは、ヒョートリエット(Hotorget)のロッピス です。
地下鉄のグリーンラインのヒョートリエット駅から歩いて3分くらいのところにある、ストックホルムコンサートホール前の広場で開催されていました。
ここには朝一番で出かけたので、到着した時には、まだお客さんもまばら。
お店をじっくり観察してるうちに、人気のあるお店とそうでないお店がだんだんわかってきます。
中にはグスタフスベリやロールストランドの食器をたくさん並べているお店もありましたが、そこにはお客さんがまったくいません。
商品をよく見ると絵付けにズレがあるものもちらほらあります。値段も、わざわざロッピス で買う必要のない強気な設定のような感じです。
観光客を狙ったお店なのでしょうか?
逆にたくさん人が集まっていたのは、色んな商品を並べて、まさにその中から自分でお宝を探す楽しみがあるようなお店。
あと、見るからにスウェーデン人っぽい人のお店は繁盛しているようでした。
逆に東洋人やアフリカ系の人のお店は、観光客狙いっぽい品揃えのためか、お客さんはまばらでした。
結局は買わずに断念してしまったのですが、興味をそそられたのが、昔の動植物の辞書を絵画のように飾れるようにして売っていたお店。
値段もお手頃だったんだけど、なんで買わなかったんだろうと後悔。
日本製?すごくいい感じのコートに変身したはっぴを着たマダムも、まるでボタニカルアートのような辞書の絵画を物色中。
しばらく時間が経ってから店開きの準備を開始するお店もありました。
私的にはここが1番好みでした。
しかし買いたかったホーロー製の可愛い手書きの直径8cmほどの小皿は、なんとオーストリア製。ここで買う?との思いも。値段も300SEK(約4,000円)と少し高めだったため、悩みに悩んだ末、次のロッピス への期待を込めて諦めることにしました。
というのも、ロッピス は基本的には現金のみ。北欧はほとんどカードでことが足りるので、成田空港で現金に交換したのはロッピス 用の800SEK(約1万円)くらいだけ。
もし足りなかったらATMで下ろすことにしていたのですが、手持ちの現金が少ない分、今思えば少し慎重になり過ぎていました。
というわけで、ヒョートリエットのロッピス ではなにも買わずに、次へゴー!
クングスのロッピスは、観光客ほぼゼロの地元民のためのロッピス
次に向かったのは、クングスのロッピスです。
地下鉄ブルーラインのRadhuset駅(ピンクの矢印)から海に向かってまっすぐ歩いた「Kungsholmstorg」通りで開催されていました。
ロッピスの入り口には花屋さんが。
ここは通りに挟まれた歩道がロッピスに変身。
毎週開催されているわけではないようですが、その分、お祭りのような楽しさがありました。
可愛い手作りの編みぐるみ。
赤ちゃんも安心して使えるように、毛糸もオーガニックにこだわっていると説明してくれました。
かっこいいお店のお姉さん。実はこのお店で欲しいものを見つけました。
買ったのはこちら。真鍮の小物入れ。大きさは直径6cmほどの小さなものですが、つまみのところの可愛い形が気に入りました。
1つ60SEK(約750円)でしたが、2つ売られていたので、2つで100SEK(約1250円)におまけしてもらいました。
スウェーデンのカントリーサイドで作られたものだということで、アクセサリーを入れるのにぴったりの大きさです。
すぐ近くのこのお店でも、どうしても目に止まってしまう品物が・・・
中央の白いドールハウスです。
翌日に、布地屋さん巡りをする予定の私にぴったりの逸品。テーブルの上から「買って帰ってオーラ」を放っています。
だいたい、そこそこの大きさがあり、持って帰るのも大変そう。それにドールハウスって大体高額だし・・・
しかし諦めるつもりで聞いた値段にビックリ!
「これ高そうだから、たぶん買わないんだけど、一応値段を教えてくれますか?」
「40SEK(約500円)だけど・・・」
「えっ?(絶句)、あーじゃあください。」
(ここからデンマークへ移動するのに荷物を増やしてしまった。買った直後に後悔。でも、まっいいか。)
お店の方はとっても控えめな方で、外国人の客に戸惑っている様子。さらにおばさんにはお釣りがなく、50SEKに値上げして買う(といっても600円そこそこ)という、なにやら不思議な体験もしてしまいました。
クングスではもう一つ、こちらのレターセットを買いました。日本では絶対売ってないリアルなキノコの絵が良い感じ。こちらは10SEK(約125円)。
クングスのロッピスは、観光客がほとんどいなくて、商品の値段もとても良心的でした。中にはセカンドハンドの洋服のお店もあり、みんな楽しそうにおしゃべりしながら、服に袖を通して試着していました。
ここは、蚤の市とフリーマーケットの間ぐらいといった感じなのかもしれません。
ホーンストゥルのロッピスはグルメなロッピス
最後に向かったのは、地下鉄レッドラインのHornstull駅(ピンクの矢印)から運河の方に歩いたところにあるホーンストゥル(hornstulls strand)のロッピス です。
ストックホルムの地下鉄は、おしゃれなデザインで有名ですが、地下鉄Hornstull駅の上のショッピングセンターもとってもユニーク。
場所がわからなかったので、地元っぽい人に尋ねたところ、すぐに教えてくれました。
ロッピス は浸透しているんですね〜。
ホーンストゥルのロッピス の特徴は、キッチンカーがたくさん出ていたところ。
ほとんどの人のおめあてはキッチンカーのようでした。
北欧の短い夏を、こんな風に外で友達とおしゃべりしながら過ごすには、絶好の場所なのでしょうね。
キッチンカーから先に伸びるロッピス は、お客さんもあまりいなくて、ちょっと寂しい感じでした。
お店もセカンドハンドや中古レコード屋さんなどといったラインナップ。
残念ながら、ここではなにも欲しいものを見つけることはできませんでした。
でも道の先の公園で、ちょっとしたサプライズが!
公園の壁にウォールアートを描く人の姿を発見。
この手のアートを実際に描くところを見るのは初めてだったので、しばらく堪能させてもらいました。
お宝探しの成果は?
ストックホルムは地下鉄の路線が充実しているのと、1日乗車券のおかげで、こんなに自由に自分なりのストックホルムを楽しむことができました。これも一人旅だからできることかな〜??
予算800SEK(約1万円)のうち使った金額はたったの160SEK(約2,000円)。
これで真鍮の可愛い小物入れが2つと、ドールハウス、レターセットを手に入れました。
お宝というにはちょっと役不足かもしれませんが、自分のための楽しいお土産を見つけることができました。
ロッピス めぐりは、思いのほか早く終わってしまったので、明日の予定を前倒しにして、今日はこれからグスタフスベリへ向かうことにします。
グスタフスベリには、北欧食器のグスタフスベリのアウトレットとイッタラのアウトレットがあります。
現金も残っていることだし、グスタフスベリへ次のお宝探しに出かけることにしましょう。