こんにちは、しーちゃんです。
今日はブラチスラバ駅からハンガリーのブダペスト駅へ、今回唯一の鉄道旅です。
鉄道旅大好き。本当はもっと鉄道を利用したかったのですが、東欧はバスの方が便利な路線が多いのです。
予約したのはブラスチラバ発9時57分発のユーロシティ。ハンガリー国鉄のサイトであらかじめ予約済みです。
座席は2等車で自由席。最初座った席は、近くの人の咳がひどくて、もしここでコロナにかかってしまうと旅を続けられなくなると思い、さりげなく、そして速やかに席を移動しました。
乗車時間は約2時間半。移動慣れしたおかげか短く感じました(笑)
列車を降りると、そこはブダペスト駅です。鉄道旅は、その地に降り立った時の感動がまた違う。やっぱり駅っていいですね〜。
まずは荷物を預けに今日のホテルに向かいました。
地下鉄なのに世界遺産として登録されているブダペスト地下鉄に乗車です。
か、かわいい。
地下鉄の路線ごとにイメージカラーが決まっていて、3号線のブルーがきいています。
荷物を預けたあとは、まずは一番の観光名所であるブダ城に行くことにしました。
地下鉄、トラム、バスのすべてが同じ1日券で乗れるので、ハンガリーの乗り物は本当に便利です。なんなら楽勝です。でもその油断が気の緩みを招いてしまいました。
地下鉄を降りてバスでブダ城に向かう時、スマホを見ていて、ふと気づくとブダ城の最寄りのバス停を過ぎてしまっていたのです。
慌てて降りましたが、道は一方通行なので、逆向きのバス停も遠い⁉︎ということで、ここからは歩くしかありません。
それならと、直接ブダ城を目指すことにしました。だって私には心強い味方Google Map先生がついていますもんね。
・・・のはずだったのですが、表示されているブダ城への道ごと大改修でフェンスに覆われていたのです。なぜか私と同じようにさまよう家族連れも発見(笑)。
ブダ城は見えているのに、入り口がわからない。もうこうなったら得意の勘で進むしかない!
無事到着したブダ城は、お城の中が国立美術館になっていて、ハンガリーの美術コレクションを中心に展示されていました。。
昨日のリュブリャナ城からお城探訪が続きますが、こちらも見ておくことにしましょう。
ただ、だんだん疲れがたまってきているのか、なかなか絵を集中して観ることができません。
結局ルノアールとかセザンヌとか、いつもの顔ぶれに目が行きます・・・。でも突然目の前にボテロの作品が現れて、リヒテンシュタイン現代美術館の脇に展示されていた彫刻を思い出し、少し元気になりました。
あと初めて知ったアーティストとしては、ナビ派のリップル ローナイ ヨージョフの作品がすごく良かったです。ナビ派はポスト印象派にあたり、浮世絵の影響をすごく受けていると言われていますが、輪郭のふちどりや平面性が漫画っぽくて日本人にはすごく親しみが湧きます。色使いも美しくてかわいいですよね〜。
そう考えると日本の漫画は、浮世絵から続く日本アートをしっかり受け継いでいるなぁと改めて感じさせられます。
ブダ城からは眼下に広がるドナウ川と、その川沿いに立つ国会議事堂が美しく見えます。
このあと夕食をゆっくり済ませて、夜に備えます。
ハラースレーというパプリカで煮込んだ魚のスープと、ハンガリーに来たらぜひ飲んでみたいと思っていたトカイワインです。トカイワインは世界3大貴腐ワインの一つで、日本では高価でなかなか飲めないのですが、ハンガリーでは比較的リーズナブル。芳醇な味を楽しませてもらいました。
さてここからは川沿いのベンチで日が暮れるのを待ちます。
何も待つかって?それはドナウ川越しのライトアップされた夜の国会議事堂。今回の旅で、ぜひ見てみたかった景色の一つです。
とっても幸せな気持ちでホテルに戻りましたが、帰宅途中に雨が降り出し、かなりの土砂降りに。今日に限って傘を部屋に置いてきていました。少し小降りになった頃を見計らって、駅からホテルまでダッシュ!
その後雨足はどんどん強くなり、夜には雷まで。結局朝まで雨と雷が続き、寝不足のまま、翌朝を迎えることになりました。
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