ホステルにトランクを預け身軽になったところで、まずはプラド美術館に行くことにします。
またバスや地下鉄を乗り継ぎ、地下鉄1号線の「アトーチャ」駅に向かいます。そうです、1時間半ほど前にトランクを持ってウロウロしていたあの駅です。トランクがないとフットワークが軽いですね〜。
アトーチャ駅からプラド美術館へ
アトーチャ駅からプラド美術館へは、大きな通りをまっすぐ歩いて向かいます。
太陽の日差しがとても強くて、日陰のある道の方に渡ろうかなと思っていると、前方に美しい外観の建物が・・・まるでパリの「ケ・ブランリ美術館」のように、外壁が庭園になっています。
この建物は「CAIXAFORM MADRID カイシャフォルム・マドリード」
古代〜現代美術や、マルチマディアアートの展示室、様々なワークショップのためのホールなどがある、いわばカルチャーの拠点のような場所のようです。
めちゃくちゃ興味がありますが、今回は時間がないのでパスです。
こんな風に宿題を残しておくのも、次回の旅へのモチベーションとして大切ですね。
ここからプラド美術館は、道路を渡ってすぐです。
一応ネットでチケットを買っておきましたが、午後ということもあり、チケット売り場に並んでいる人はいませんでした。
入り口側の行列は、アイスクリーム売り場。食べたい誘惑をグッとこらえて中に入ります。
プラド美術館内のカフェ・プラドでパエリアを食べる
プラド美術館に入館してまず向かったのが、美術館内にあるカフェ・プラドです。
機内で着陸前に食事をして以来、何も食べていなかったので、まずは腹ごしらえ。
だって、稀代の名画を見るのにお腹が空いて集中できないなんて、悲しすぎですもんね。
カフェ・プラドは美術館の1階にあります。場所はミュージアムショップの奥です。
もちろん美術館内になりますので、食事をしてからまた展示ゾーンに戻ってくることができます。
カフェ・プラドは、カフェコーナーとカフェテリアコーナーがあります。
手前のカフェコーナーでは、コーヒーや、サンドウィッチやパンのような軽食をカウンターでオーダーするようになっています。奥のカフェテリアコーナーでは、トレイを持って、パエリアやパスタ、肉料理、スープなどをオーダーし、最後のレジで精算する形になっています。ただ食事をするエリアは一緒なので、それぞれ好きなものを買って一緒に食べることもできますね。
私は奥のカフェテリアで、パエリアとお水を買うことにしました。
レジに並んでいると、前のおじさんがトレイに氷やレモンの入ったコップを載せています。
勇気を出して「コップやレモンはどこにあるの?」と聞いたところ、親切に、コップのある場所まで連れて行ってくれました。暑い中を歩いてきたので、冷たいレモン水とおじさんの優しさが胃袋にしみました。
値段はパエリア8.5ユーロ、水1.7ユーロ(ペットボトル) 合計10.2ユーロ(約1,350円)でした。
ペットボトル(500ml)の水の値段って、国や場所によって、0.5ユーロ〜4ユーロ超と全然違うのですが、美術館のカフェテリアで1.7ユーロはかなり安いです。
美術館のカフェやレストランは、国内外を問わず好きでよく利用するのですが、カフェ・プラドは気取らず利用できる、良いカフェだと思いました。
ただ味はまあまあといったところかな。そこはカフェテリアなので仕方ないですね。
さて、お腹がいっぱいになったところで、いよいよ美術館の展示ゾーンへ向かうことにします。