今日はマドリード・アトーチャ駅からRenfe(スペインの国鉄)に乗って、世界遺産の街"トレド"へ向かうことにします。
マドリード駅の案内図
マドリード・アトーチャ駅のカフェで朝食を済ませ、券売機でチケットを買おうとしましたが、「TOLEDO」の駅名が出てきません。通りかかった駅員さんに聞いたところ、トレド行きの列車乗り場はもっと先にあり、チケットもそこで買えるということなので、とことこ歩いて行くとチケット売り場が見えてきました。
どうも、Metro(地下鉄)の方から来て手前にある改札は近距離用のもので、そのまま奥に100メートルぐらい歩いていったところにある改札が長距離用のもののようです。
駅でチケットを買うなら窓口がおすすめです
さっそく券売機でチケットを買うことにしましたが、列車を選び、クレジットカードのピンコードも押したのに、いきなり最初の画面に戻ってしまいました。
「チケットは何処に???」
一人でパニクっていると、隣でチケットを買っていたご夫婦が心配して声をかけてくれました。「券売機を見張っててあげるから聞いておいで」と言われ、お言葉に甘え、インフォメーションセンターに駆け込みましたが、そこそこの行列。さすがに待ってもらうわけにはいかないので、券売機に戻りお礼を言って、あらためてインフォメーションに並びました。
案内係りの人が言うには、「最後の確認画面が出てないならクレジットカードからは引き落とされないので大丈夫。よくあるのよね〜。向かいのチケットオフィスで買って」とのこと。
チケットオフィスでは、「チケットマシーンはこれよ」と言いながら、親指を下に向け、思いっきりのダメ出しポーズ!
Renfeのスタッフの陽気な対応に、良い意味でも悪い意味でも「あっ、ここはスペインなんだ」となぜか嬉しくなってしまいました。
チケット代は片道10.30ユーロなので、往復20.06ユーロ(2,600円くらい)です。長距離の座席指定チケットになので、帰りの列車の時間もあらかじめ決めておきます。
「これでパーフェクトよ」というトレド往復のチケットを手にし、改札に向かいます。
「手荷物検査の入り口がわかりにくいけど、1分以内で着くから覚えておいてね」と言われ、もと来た道をメトロの方に戻りました。
改札っぽくないのでわかりにくく、1回スルーしてしまいましたが、助言のおかげですぐ引き返し、手荷物検査の場所を見つけることができました。
そうなんです。スペインは長距離列車に乗る改札には、手荷物検査があるのです。
待合室はまるで機内 トイレやカフェもあります
手荷物検査場の中は、まるで空港?いや飛行機内のようです(笑)
カフェやトイレもあるので、余裕を持って駅に来て、ここでゆっくり朝食を食べるというのが良いかもしれませんね。
本当は8:50発のトレド行きの列車に乗りたかったのですが、チケットを買うのに時間がかかったせいで、9:20発の列車になってしまいました。しかし旅にこういうことはつきものです。トイレに行ったり写真を撮ったりして時間を潰すことにします。
ところが、どうも最初に乗る予定だった8:50分は遅延しているようで、私の9:20発の列車の方のプラットホーム表示が先に出てしまいました。
あのチケット購入のドタバタは、今回はどうも吉と出たようですね。
トレド駅から旧市街への歩き方も書いています。