こんにちはしーちゃんです。今回は岡山で見つけた可愛いお店「くらしき絵本館雑貨室」を紹介したいと思います。
お店はとても魅力的なのですが、ちょっと入りづらい場所にあるため、地元の人にもあまり知られていないようでした。「フランス雑貨=高い」というのもここではありません。人とは違う、ちょっと素敵なものを探している人に、ぴったりのお店なのです。
お店のある禁酒会館は本物のレトロな建物
お店が入っている禁酒会館はとっても雰囲気の良い建物です。それもそのはず、実はこれ、大正12年(1923年)に岡山の禁酒運動の拠点として建てられた国の登録有形文化財なのです。
くらしき絵本館雑貨室へのアクセス
簡単にアクセスを紹介すると、岡山駅から岡山城に向かって東へほぼまっすぐ、徒歩17分くらいのところにあります。市電だと、岡山駅前から2駅の「城下」を降りてすぐのところです。
禁酒会館の入り口に、可愛い看板が立っています。看板には「フランス雑貨・アンティーク」「くらしき絵本館雑貨室」「日曜12時半〜3時半」「禁酒会館3階」といった文字が、トリコロールカラーやモノトーンのセンスの良い柄の上に並んでいます。
禁酒会館は外観だけでなく中も素敵
気になる建物「禁酒会館」に入る理由を見つけた嬉しさと、ちょうど限られた開室時間にこの場所にいるラッキーに感謝して、中に入りました。
建物は木造の3階建てです。急な階段を上って、「くらしき絵本館雑貨室」のある3階に向かいます。
3階に上がると「1号(旧字体)寝室」の渋い札のかかった部屋を発見。扉の上には「くらしき絵本館雑貨室」の紙が貼られています。
扉をノックしようとすると、中から「どうぞー」という優しい声がかかりました。
くらしき絵本館雑貨室
靴を脱いでスリッパに履き替えます。まるでお友達の部屋に遊びにきたような気分になります。
お店はお世辞にも広いとは言えませんが、壁に沿ってぐるりと可愛い雑貨が並んでいます。
「時間があればずっと見ていたい・・・」絵本や文具、ボタンにアクセサリー、エコバッグやキッチン雑貨などなど、まるでフランスの蚤の市でお宝探しをしているような気分になります。その上お値段もとっても良心的。時間があまりなかったにもかかわらず、いろいろ買ってしまいました。
素敵な店主の猪俣さん
お店にいらっしゃったのは「くらしき絵本館雑貨室」の猪俣信子さんです。
お話を伺ったところ、こうした雑貨の数々は、フランスの蚤の市で見つけたものだということです。
「本当は絵本のお店なんだけど、いろいろ置くとこうなってしまって」と笑いながらお話しされていました。
勝手ながら調べさせていただいたところ、フランス漫画研究の第一人者であり、漫画作家パンド・デシネの本の翻訳を手がけている猪俣紀子さんは、ご家族のようです。
おしゃれにラッピング
購入した品々は真っ赤な袋でラッピングして、黄色のメッシュの袋に入れてくれました。「この包装がなかなか好評なんですよ」と微笑まれていました。
猪俣さんによると「パリよりも郊外の蚤の市の方が、お得で良いものが買えるわよ」ということでした。時間があれば、パリや蚤の市のお話をもっとお聞きしたかったですね。またフランスに行きたくなりました。
そして昨年のストックホルムのロッピス (蚤の市)めぐりを思い出し、幸せな気持ちでお店を後にしました。